トイレに注目するNEXCO東日本 「SA・PAのトイレ社内報」発行 なぜ?

「汚い・暗い・臭い」脱却! 進化する高速道路のトイレ

――社内報の発行により、社内はどう変わり、またSA・PAのトイレはどう変わっていったのでしょうか?

 次第に社員の「トイレ」への意識が向上したように感じます。実際の施設においては、「汚い・暗い・臭い」という「公衆便所」のイメージからの脱却を図ってきました。

 当社では管内のSA・PAすべての洋式便器を暖房・洗浄機能付便座にしたほか、トイレ内の段差解消、また子ども用のトイレやベビーシート、小型手洗い器などを備えた大型ブースの整備などを順次進めています。また最近では、扉の開閉で各ブースの使用状況が遠くからでもひと目でわかる案内板を開発したり、外国人のお客様の増加を受け、ピクトグラムの統一やトイレ利用案内の多言語化に取り組んだりしています。

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「あさがお」は読み手にも書き手にも負担にならないA4版1枚が基本(2020年2月、乗りものニュース編集部撮影)。

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「あさがお」は当初、NEXCO東日本の関東支社内のみで配布されていましたが、ほかの支社に異動した社員からも要望が寄せられるなどし、やがてグループ会社にまで配布先が広がっていったとのこと。いまでは読者数9000人以上だそうです。NEXCO東日本関東支社施設課は、「『毎月楽しみにしています』『できる限り続けてください!』といった励ましのお声をいただきながら継続した結果」と話します。

 ちなみに、SA・PAにおける便器の数そのものも、定期的に見直されているそうです。トイレが清潔で快適になったことで、ひとりあたりの平均利用時間や大便器の利用率が増加していることもあり、たとえば男性大便器の数は、10年前に比べておおむね1.8倍必要になっているといいます。こうした便器の数については独自の計算式があり、その内容も「あさがお」で発信しているそうです。

 NEXCO東日本関東支社施設課は、「高速道路のトイレは、お客さまのニーズや時代に合わせて変化しています」と話します。

【了】

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