2種類あるANAのエアバスA321 「neo」と「ceo」 その違いは? 見分け方は?

ANAで導入が進むエアバスA321型機には「neo」型と「ceo」型のふたつがあり、それぞれ機内の仕様も違います。そっくりな見た目ですが、どのように見分ければ良いのでしょうか。少数派のA321「ceo」には実際に乗ってきました。

導入経緯もユニークな「A321」 ふたつの型式は瓜ふたつ

 ANA(全日空)のエアバスA321型機は、かつて1998(平成10)年から運用され、そののち機材統一の観点から2008(平成20)年に一度は退役するも、2016(平成28)年から装いや仕様を新たに再導入されるという、同社のなかでもユニークな経歴を持つモデルです。

 ユニークなのは、その経歴だけではありません。ANAではエアバスA321最新型のエアバスA321「neo」型と、従来型のエアバスA321「ceo」型の2種類を、ほぼ同じ時期に導入している点です。

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ANAのエアバスA321neo型機(2019年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

「neo」型と「ceo」型とでは、外観こそよく似ているものの、機内仕様は異なります。最も大きく異なるのは「個人モニター」の有無です。ともに国内線仕様機で、プレミアムクラス8席と普通席186席の計194席が配されていますが、「neo」型の座席には、ANA国内線では初導入となった個人モニターと電源コンセントが備わっています。対して「ceo」型のモニターは共用で、座席の天井部に格納されています。このほか、座席の仕様もひじ掛けやUSBポートの位置などが異なります。

 ANAで運航されている、これら2種類のエアバスA321型機は、時刻表の上では「A321」表記で統一されています。また、フライト回数が多く機材の流れも複雑な国内線ということもあり、「neo」型と「ceo」型どちらかを狙って乗るのは、難しい状況です。

 そして兄弟モデルということもあり、その外観もまさに瓜ふたつです。この2種類どちらに乗るのか、事前に見分ける方法はあるのでしょうか。

【写真】ANA「A321neo」VS「A321ceo」機内を見比べ!

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