なぜ羽田空港に中長距離の高速バス 新たに増えるのか? 高速バス事業者の狙いはどこに
まだまだ伸びる羽田の高速バス路線網
新設されるジェイアールバス東北の仙台線は、羽田空港内で国内線の第2、第1ターミナル、そして国際線の第3ターミナルを順に経由していきますが、ウィラーの便は、羽田エアポートガーデンのみに発着します。
ジェイアールバス東北によると、空港施設により近い既存のターミナルに乗り入れることが「強み」だといいます。一方のウィラーは、三島や静岡といった羽田空港から比較的近い場所も含め、6路線すべてに夜行便を設定している点が特徴とのこと。早朝や夜間に発着する航空便との接続を考慮したそうです。
また三重交通などが運行する、三重県の鳥羽・伊勢とさいたまとを結ぶ高速バスも、同じく4月21日から、横浜経由の便が羽田エアポートガーデンに乗り入れます。羽田エアポートガーデンの事業主体である住友不動産によると、このように既存便の一部経路を変更して羽田エアポートガーデンに立ち寄るケースも今後、増えるといいます。
なお、住友不動産によると2020年2月末時点で、羽田エアポートガーデンへ乗り入れる計画の路線は約70あるとのこと。同施設とおおよそ関東以遠とを結ぶ中距離、長距離路線が多いそうですが、東京都心部など空港近郊とを結ぶ路線もあり、また既存の空港バスターミナルと羽田エアポートガーデンの双方を経由する便も登場する予定だそうです。
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