ANA 成田~ウラジオストク線が新規就航 「一番近いヨーロッパ」へ予定通り初便出発
ANAが46都市目の旅客便路線、成田~ウラジオストク線を開設、その初便が成田空港を出発しました。新型コロナウイルスの影響が心配されるなか、出発式典などはやむを得ず簡略化されましたが、当初の予定通り運航開始となりました。
電子ビザ導入から人気急増のウラジオストク
ANA(全日空)が2020年3月16日(月)、成田~ウラジオストク(ロシア)線を開設しました。同社の旅客便としては、46都市目の国際線の就航となります。
同路線は、3月28日(土)まで月、金曜の週2往復ですが、夏ダイヤ初日となる3月29日(日)から月、水、金曜の週3往復に増やし運航する予定としています。使用する飛行機はビジネスクラス8席、エコノミークラス138席を配する、エアバスA320neo型機です。
ANAによるとウラジオストクは、日本から約2時間半でいける「一番近いヨーロッパ」とも表現される場所で、古き良き時代の雰囲気がいまなお残り、観光地としても高い注目を集めている都市といいます。
初便の就航に際し利用者には、ロシアの名産品「マトリョーシカ」があしらわれたオリジナルトートバックやロシア製のスプーンといった、ロシアにちなむ搭乗記念品が配られました。
「ウラジオストクがある極東ロシアでは、まだ新型コロナウイルスの感染者が出ていないとのことなので、当初の予定通り就航をすることができました。ウラジオストクは、2017年に電子ビザが導入されてから渡航者が急増しています。ウイルスの収束に向けた準備をしながら、この路線の盛り上がりを期待しています」(ANA 成田空港支店長 石田洋平さん)
なお、この就航初日は当初、来賓の挨拶やパフォーマンス、横断幕による見送りなどが計画されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、やむを得ず中止、簡略化しての実施となりました。
【了】
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