ポイント制度で「回数券問題」解決なるか 鉄道乗車ポイント 2020年代は変化の時代に?

2010年代 乗車ポイントをこぞって導入した鉄道各社

 一方、2010(平成22)年に導入された名古屋圏の交通系ICカード「manaca」は、クレジットカード保有と関係なく、利用実績に応じて料金が還元されるポイント還元サービス「manacaマイレージポイント」を初めて導入しました。

 東京都交通局も2011(平成23)年、事前に登録したPASMOを利用して都営地下鉄、都電荒川線などを利用した際にポイントを付与するサービス「ToKoPo」を開始するなど、2010年代はICカード利用そのものにポイント還元をするサービスが普及した時代だったといえるでしょう。冒頭で紹介したJR東日本のJRE POINTもそのひとつに位置付けられるサービスです。

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サービスによっては、駅構内の自動販売機などを利用してもICカードにポイントが貯まる(画像:写真AC)。

 ただ、乗車ポイントサービスは乱立気味で、各社システムも異なるため、利用者にとってはややこしいのが実情です。東京メトロでは2018年から「メトロポイント Plus」に加えて、事前に登録したPASMOにポイントが貯まる「メトポ」のサービスも開始。ふたつの乗車ポイントシステムが併存する形となっています。To Me CARD保有者であれば両方のポイント制度に登録して、それぞれの還元を受けることも可能ですが、分かりにくさは否めないと筆者(枝久保達也:鉄道ライター・都市交通史研究家)は思います。

 そうしたなかで、交通系ICカードの乗車ポイント制度には、次の時代に向けた新しい方向性が見えてきつつあります。それが、回数券の代替措置としてのポイント還元制度です。

【図】「JRE POINT」のサービス 貯め方や使い方

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コメント

4件のコメント

  1. 回数券をICカードに載せると使用途中での払い戻しが難しそうですが「バス得」みたいなものにすればそういうことは回避できますね。 
    回数券に相当するものを何らかの形でICカードに収容できれば中間改札の通過が楽です。

  2. ポイント還元や回数券廃止してまで利益が欲しいんだろうね。その前に値下げしたら?

    • 磁気券対応改札機を保守するコストも馬鹿にならない。今の運賃を維持するためにやってることだぞ。

  3. PiTaPa は導入当初から回数券のような割引がありましたが。