国際線始まる羽田空港第2ターミナル 拡張エリアはどうなるの? その工夫と建設の様子
羽田空港第2ターミナルの工夫とは
羽田空港の第2ターミナルに開設される国際線用新エリアは、利用者目線の工夫も凝らされています。出発フロア階だけではなく、鉄道などと旅客ターミナルの接続階となる地下1階にも、チェックイン機、自動手荷物預けカウンター機が設置される予定です。
これにより利用者は、ターミナルに到着後すぐに重たい手荷物から解放されるというわけです。先出の日本空港ビルデングによると、追加料金などは必要なく、対象便利用者であれば誰でも利用できるそうです。
また、このエリアでは食の楽しみも期待できそうです。国際線航空便の利用者のみ入ることができる制限エリア内のフードコートには11店舗が入店し、寿司や天ぷらといった和食やラーメンなどが提供されます。また制限エリア内には免税店なども出店する予定です。
この制限エリアの様子は取材当時、現行施設の南エリア搭乗口付近にあるシャッター脇のガラス越しに、少しだけ見ることができました。
日本空港ビルデングによると、新エリアのコンセプトは第3ターミナル(旧国際線ターミナル)と同じく「空」、これに日本の伝統文様「麻の葉」をかけあわせ、空間を構成しているといいます。屋根材も軽量化され、既存建物の柱や杭といった構造体を再利用しているほか、ロビー天井面への設備機器取り付けを最小限に抑えることで、減災対策を講じているそうです。
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