都バス「23区内長大路線」5選 1時間乗っても210円 鉄道の隙間縫う絶妙ルート

「コ」の字形に逆「し」の字形 ルートが絶妙な長大路線

 特徴的なルート設定で2地点間を結ぶ長大路線もあります。

白61:新宿駅西口~練馬駅

・おもな経由地:曙橋、牛込柳町駅前、江戸川橋、ホテル椿山荘東京前、目白駅、南長崎二丁目
・運行距離:約14km

「白61」は、新宿駅から山手線内側の新宿区牛込地区や文京区目白台地区などを巡り、練馬駅(西武池袋線、都営大江戸線など)へ至る路線で、そのルートは地図上で「コ」の字形を描きます。2018年度の1日あたり乗車人員は1万4279人と、都営バスで7番目の多さです。

 全区間の通し運行のほか、ホテル椿山荘東京から目白駅や練馬車庫まで、といった区間運行も行われています。なお練馬側はもともと西武池袋線 桜台駅近くの練馬車庫が起終点でしたが、2013(平成25)年、大泉学園~新江古田間の「新江62」系統が廃止され、その際に「白61」の練馬車庫~練馬駅間が延長されました。ただし練馬駅まで乗り入れるのは1時間に1本程度です。

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ホテル椿山荘東京行きの「白61」は、ホテルの敷地内まで乗り入れる(2020年3月、中島洋平撮影)。

業10:新橋~とうきょうスカイツリー駅前

・おもな経由地:銀座四丁目、勝どき駅前、豊洲駅前、木場駅、東京都現代美術館前、菊川駅前
・運行距離:約13km

「業10」は新橋、築地から晴海、豊洲といった臨海部を結び、江東区内の枝川二丁目からは三ツ目通りをまっすぐ北上するという経路で、地図では「し」の字を反転したようなルートを描きます。全線の通し運行のほか、ルート外の江東区東雲(しののめ)地区にある深川車庫に入出庫する便なども多く設定されています。

 タワーマンションが立ち並ぶ臨海部と都心部の輸送、そして、かねてから鉄道の不足が指摘されている江東区、墨田区における南北方向の輸送という2面性を持ち、2018年度の1日あたり乗車人員は1万4787人と、都営バスで6番目に利用者の多い路線です。なお、東京スカイツリーの開業後、終点のバス停名は「業平橋(なりひらばし)駅」から「とうきょうスカイツリー駅前」に変更されましたが、系統番号はそのままです。

※ ※ ※

 ちなみに、都営バスの最長路線は、多摩地区で運行している「梅70」花小金井北口~青梅車庫前の約28kmです。

【了】

【路線図】都バスの長大5路線のルート

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