新型コロナで減る需要 苦悩する航空会社 「イラスト」を活用するANAの思いとは

「分かりやすく」意識のイラスト 作成時のエピソード

 ただ、整備士経験があるからこそ、複雑な飛行機の構造を知っており、そのなかから必要な部分だけを抽出し、どうイラストにするかについては頭を悩ませたとも。最も注力したところは、飛行機の空気の流れを分かりやすく再現するところで、機内の空気が、上から下に流れていくイメージをうまく伝えられればと思いながら描いたそうです。

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新型コロナの影響を受ける3月時点のANA国内線機内。機内誌などがシートポケットにないのがわかる(2020年3月12日、乗りものニュース編集部撮影)。

「機内は新鮮な空気を取り入れるとともに、フィルターできれいになった空気を循環させてますので、ご利用いただく際には、是非ご安心いただければと思います」(ANA 広報部 イラスト制作担当者)

 なおANAは2020年4月現在、換気についての説明を機内アナウンスでも行っているといいます。また新型コロナウイルス対策の一環として、機内のCA(客室乗務員)はマスクや手袋をつけて応対しているほか、機内販売、毛布の提供中止や、機内誌の座席ポケットへのセッティングを中止するなどしているといいます。ドリンクサービスや機内食についても、メニュー内容の変更や、提供そのものを中止しているそうです。

【了】

【画像】ANA製イラストで見る「機体側面から見た機内空気の流れ」

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コメント

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1件のコメント

  1. ANAは機内サービス一切ないが、JALは紙パックのお茶をくれる。
    こういうところで差がつくんだよANAさん。