「大きい鉄道車両」5選 車体や窓からパワーまで尺度いろいろ 大きな車輪は背丈越えも

車窓を売りにする豪華寝台列車 窓の大きさは日本最大

「大きさ」を実感できるのは車体サイズだけではありません。車窓を楽しむなら窓の大きさは気になるところですし、通勤利用であればドアの大きさも気になるポイントかもしれません。

 風光明媚な路線では、「車窓」を売りにする車両が走っており、窓を大きくとって見晴らしをよくすることが車両の魅力になっています。

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「ななつ星in九州」展望車の窓は、縦1.5m×横2.3m。鉄道用複層ガラスでは日本最大(2013年9月、児山 計撮影)。

 たとえばJR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」の展望車は、複数枚の板ガラスを重ねた縦1.5m、横2.3mの超大型複層ガラスが使われており、製造元の日本板硝子によると「鉄道車両用複層ガラスとしては日本最大の大きさ」とのことです。

 一方で大きなドアは通勤電車で見られます。ドアを大きくする理由は、一度に大勢の乗客が乗り降りできるようにすることで、駅の停車時間を短縮することが狙いです。関東では、東京メトロや小田急電鉄などが1990年代から、ドアの幅が広い「ワイドドア」車両を導入しています。

 現在もワイドドア車両を運用しているのは東京メトロで、東西線05系の一部と15000系は、1800mm幅のドアを採用しています。一般的な通勤形車両のドア幅が1300mmなので、それよりも500mmも幅広になっています。

 ほかにも小田急電鉄の1000形が2000mm幅のワイドドアを採用していますが、現在はドアの開口幅を1600mmに狭めて運用しています。

【写真】パワーが大きい車両 長い坂を上る機関車

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コメント

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2件のコメント

  1. 新幹線と在来線の架線電圧が間違ってますよ。

  2. 電圧2300Vではさすがに200km/h以上は出ないと思うの……。一部の欧州鉄道で採用されてる直流3000Vだと200km/h出せるかもしれませんが。新幹線25000V、在来線20000Vですな。アメリカなら11000Vやドイツの15000Vでも高速鉄道走らせてるみたいですけど。
    ちなみに750Vでも100km/hは出せるけど編成の車両数が少なくなるのでって話ですね(京阪が750V→1500V昇圧の際に出した広報誌でそんなこと書いてた)。
    ちなみに日本では750Vで最長編成は大阪メトロ御堂筋線及び相互直通する北大阪急行線の19m車10両編成ですかね。地下鉄そこまで高速運転しないから行けるんだと思うんですけど。