「2000年製造の車両」5選 新幹線から通勤電車まで 人間でいえば大人の仲間入り
白いボディーと斬新なデザインで登場
JRの特急形電車にも製造20年となる車両が存在します。
JR九州885系特急形電車
JR九州の885系特急形電車は、2000年3月11日に博多~長崎間を結ぶ特急「かもめ」として営業運転を開始しました。
885系は、それまで787系特急形電車や485系特急形電車を使用していた特急「かもめ」の速度向上を目的として登場。曲線区間を485系や787系よりも速く通過できるように振子式車両として製造されました。先頭部は丸みのある流線型で、車体は白を基調としたのが特徴です。6両編成で、当初は前面の窓周りと車体下の帯は黄色でした。
2001(平成13)年には、博多と大分方面を結ぶ特急「ソニック」用として5両編成がデビュー。「かもめ」用とは異なり前面の窓周りと帯は青色になり、前照灯の形状が変わりました。
特急「ソニック」用の885系は、2003(平成14)年に6両編成に増え、「かもめ」用の885系と共通で使われるようになり、2012(平成23)年までに「かもめ」用だった885系は、すべて窓周りと帯が青色にそろえられています。
2020年4月現在、885系は6両編成11本(66両)が特急「かもめ」「ソニック」に使われています。
京王9000系だけ写真を載せない理由って…?
製造20年目の車両を「大人の仲間入り」と称するのは認識が間違っていると思います。私たちは赤ちゃんの頃、仕事をすることができませんでした。
それに引き換え電車は生まれた年からバリバリ働いています。電車の製造年を人間に例えるなら誕生ではなく社会人デビューに相当するのではないでしょうか。
ホントこれだわ