模型のデコトラ実車はあるの? 「デコトラ」呼称の産みの親アオシマ 40年の熱き想い

青島文化教材社が手掛けているプラモデルの「デコトラ」、これらは実在するものなのでしょうか。ある映画のブームをきっかけに、40年以上も続く「アオシマのデコトラ」、その模型制作の舞台裏を聞きました。

昔とは全く違う! デコトラモデル40年の熱き想い

――昔と比べて進化したのはどのような点でしょうか?

 もともとは子供向けの玩具としてのスタートでしたが、いまや完全に大人向けのホビーとなっています。ですからコンセプトが大幅に変わっており、パーツの精度、パーツ点数や再現度など、すべてにおいて精密になってきました。デコトラシリーズは2020年で44年目ですが、年代を追うごとに実車に近く、リアルになる方向で進化してきています。

 しかし、リアルさの追求と作りやすさは反比例する部分があり、総じて近年のキットは難易度も上がってしまいました。今後はこの部分を大幅に見直し、組み立てやすさも考慮した商品化を進めてまいります。

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バリューデコトラ「令和元年(大型冷凍車)」(画像:青島文化教材社)。

※ ※ ※

 デコトラシリーズの購買層は、基本的にはデコトラやトラックが好きな人で、実車のトラックドライバーも多いとのこと。年齢層でいえば40代以上がメインではあるものの、毎年、若年層にもファンが増えているそうです。また、アジアを中心に少しずつ輸出もしているといいます。

 このアオシマのデコトラシリーズ、ひとりの担当者がすべてを手掛けています。担当者は幼稚園のころから同社のデコトラプラモを作って育ったといい、「大学生のころには、アルバイトで始めた運送業にハマってしまい、学校へ行かずトラッカーの日々、でもそれらの経験が、いまの仕事の糧になっています」と話します。

「デコトラはロマンであり、男の憧れ。古き良き日本の文化でもあります。実車の世界においては次第に数を減らしていますが、なくなることはありません。皆さんの思い、理想をプラモデルにぶつけて、これからも楽しんでいただければ幸いです」(青島文化教材社 デコトラシリーズ担当)

 なお、「デコトラ」という言葉はいまや一般名詞ともなっていますが、青島文化教材社が商標を保有しています。

【了】

【画像】「修羅雪姫」「島根のブリ麿」…作り込みがスゴイ! アオシマのデコトラを画像でチェック

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