国内線旅客便「旅客数の多い路線」トップ10 四天王は世界屈指 それに続くのは…?

6位から10位「羽田一強」ではありません

 6位以降を見ると、羽田を発着しない路線も出てきます。

●6位から10位まで
・6位 羽田~広島線:52万3311人(日平均:5688人)
・7位 羽田~熊本線:50万7462人(日平均:5516人)
・8位 福岡~那覇線:49万9256人(日平均:5427人)
・9位 羽田~長崎線:44万2274人(日平均:4807人)
・10位 成田~新千歳線:41万6078人(日平均:4523人)

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LCCのピーチの飛行機(2019年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

 おおむね、羽田発着の地方都市路線がランクインしているなか、8位の福岡~那覇線、そして10位の成田~新千歳線の2路線が目立ちます。

 これらの路線には、LCC(格安航空会社)が参入しているのが特徴です。福岡~那覇線は、JALやANA、スカイマークなどのかたわら、ピーチが定期便を運航しています。なお2020年からはソラシドエアもここに加わり、選択肢がますます広がっています。

 成田~新千歳線は、ジェットスター・ジャパン、ピーチなどの主要路線のひとつで、むしろここではJALやANAが少数派です。成田空港は国内LCCの一大拠点でもあり、羽田発着路線よりリーズナブルな運賃設定ということもあってか、成田~新千歳線の搭乗率はトップ10のなかで一番高い84.1%を記録しています。

 ちなみに11位から20位までの路線も依然、羽田発着の地方路線が中心ながら、中部~新千歳線や沖縄線、成田~福岡線などもランクインしています。

【了】

【最新版】国内線旅客数トップ20

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コメント

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3件のコメント

  1. これに羽田・神戸/北九州線とか成田・関西線とか茨城・神戸/福岡/新千歳線とか入ってないからアレなんだけど、東京圏(TKO)の航空需要は福岡(FUK)>札幌(SPK)>大阪(OSA)ってことか。
    まぁ福岡は新幹線が相当需要食っててこの数値だもんなぁ……。大阪は完全に噛み切られた形(つーか通常期に東海道新幹線長期運休したら北陸新幹線大増強してサンダバ・しらさぎと中央線回りのあずさ・しなの大増発して、なおかつ国内線旅客機ほぼすべて名古屋線と大阪線に回しても足りないレベルだしな……)。

    • 新幹線(特に東京〜博多間)は本数だけ見ると同線の航空会社全体の本数にほぼ等しいぐらいだけど、全区間を乗る人はあまり少ないようです。しかし、新幹線には航空機にはない途中停車があります。たとえ東京〜博多の運行で両駅間をノンストップの便は存在しません。必ず名古屋や京都、新大阪、広島などに停車します。新幹線には途中停車駅での乗り降り客に特化しております。途中駅までの運行を多数運行するよりも、1本の車両で全区間を運行した方が効率化が良いわけであります。なので、この場合は競合よりも棲み分け(東京から九州方面ならば航空機で直行、新幹線で博多行きであっても東京から名古屋、関西、瀬戸内へや名古屋や関西から博多へ等)であると考えた方が良いでしょう。

    • ありがとうございます。日本は意外と国土の割には航空天国でありますね。