悪質「県外ナンバー狩り」いつまで続く? 自治体で「在住確認書」配布の動き広がる

「差別を助長」するのか? 宣言解除後も雰囲気変わらず

 4月27日(月)と比較的早い段階で、「徳島県在住者です」と書かれた画像をウェブサイトに公表した徳島県三好市には、「差別を助長する」などといった批判が相次いだそうです。また、この表示を「県外の人が利用して三好市に行く」といった意見もあったことから、市は翌日に画像をウェブサイトから削除し、市役所などへ来た人にカードを配布する形としました。確認している配布枚数は、5月21日(木)の段階で89枚とのこと。

「三好市は県境に位置しているうえ、国の機関もあります。実害を受けた例もあり、不安を抱えている方がいらっしゃることから、カードを用意しています。この状況下で、国民は都道府県をまたいだ移動に過剰反応しているのでしょう。緊急事態宣言の解除後も、雰囲気が変わった印象はありません」(三好市秘書人事課)

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県外ナンバーのクルマに乗っている人が入店を断られる例もあるという。写真はイメージ(2019年7月、乗りものニュース編集部撮影)。

 和歌山県にも、「(在住確認書を)表示している人を逆に区別してしまう」といった意見が県内外から寄せられているといいます。また、居住地の変更に応じてナンバープレートを変更することは、法律でも義務付けられていることから、交付者に対しては、その後にナンバープレートを変えてほしい旨を文書で通知しているそうです。

 これらの配布、交付をいつまで続けるのか、ということについては、三好市、和歌山県とも、都道府県をまたいだ移動自粛要請の解除が目安になる、と口を揃えました。

【画像】県外ナンバー狩り「自衛グッズ」も多数

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コメント

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7件のコメント

  1. なぜ国がナンバー変更手続きの簡略化に動かないのか不思議でなりません。

    ナンバー変更の際の必要書類の多さと煩雑さに原因があると思いますが、先日実際にナンバー変更の手続きをして車庫証明は不要ではないかと実感しました。
    不動産屋に数千円かけて使用承諾書を手に入れ、平日に2度も警察署に赴いて車庫証明を取得しました(この時点ですでに辟易してます)
    そしてナンバー変更のために陸運局に提出したところ、コピーで控えを取ることもなく、チラッと確認しただけで「これはもう不要です返却します」と言われ、怒りさえ覚えました。
    ちなみに車庫証明を取得する際の使用承諾書についても警察署ではチラ見程度で確認され返却されました(怒)

    総じて車庫証明の存在自体も不要と考えます。
    車庫証明がなくなればナンバーを変更せずに放置してる人も多少は減ると思います。

    • 貴方のおっしゃるように車庫証明の車両の本拠地や車の寸法や型式など記載事項に関する確認の度は目に余るものがありますね、しかし車庫証明は必要です。
      車庫証明を申請して、その申請された保管場所が記載されている車両が収まるか否かは大切なことなのですね。
      最近は運送業の新規免許申請も緩和の災いから認可から単なる許可に成り下がってしまいました。
      故に陸運支局の監査官も新規事業申請に関して申請事業者の現地に出張することも少なくなり、最悪な事に架空の車庫に事業許可を出してしまった事態もありました。
      今コロナで運休しているバス会社の車庫はバスで満杯ですが、実はそんな状況を確認するのが事業申請から認可の流れだったのですが、緩和で事業者数が増えるにつれて現地を目視で審査なんてのはめっきり少なくなりましたね。
      ですから事故があると必死に運行管理責任を追及しますよね?役人は
      今回の県外ナンバー煽りに関して地元住民であるステッカーを配布するなんてのは単なる車庫飛ばし証明を役所が容認してるようなものなんですよ。

  2. 「小さな親切、余計なお世話」という冗句があるが、こういったレベルまでくると「地獄への道は善意で舗装されている」という警句がふさわしい。

  3. 他府県ナンバー狩り。
    もうコロナとかどうでもよくてただ他人を攻撃したいだけなんだろうな。
    日本人って本当陰湿だよな。

  4. 日本分断に、なりかねない。反社会的な行為と思います。日本全体に害悪しかもたらさない行為と思います。自粛警察行為は、社会的活動の全てを破壊しかねない。本当に自分たちの保身してていい事はない。

  5. 加えて元からヨソ者を除外したかった人間が新型コロナによって正義を得たと思い込んだのだろう。
    地理的に分断される地域間では人々の交流も薄くヨソ者感が強くなり、そういった傾向が強まりやすい。

  6. 「よその人をしいたげれば滅びる」

    この言葉は、今回の県外ナンバー狩りや自粛警察など数々の私的制裁をしてきた人たちが、今後まさに哀れな末路を経て破滅へと進むということを意味するだろう。

    特にコロナが完全に終息した後は、その覚悟が必要だ!