JR北海道 2019年度も全線区赤字に 前年度上回る収益で推移するも新型コロナで一転減少

JR北海道在来線の収支ベスト5・ワースト5

 JR北海道は100円の営業収益を得るために必要な営業費用の指数「営業係数」を線区ごとに算出しています。2019年度は管理費を含む場合、全線区で赤字(100以上)でした。「ベスト」「ワースト」各5線区は、次のとおりです。

●2019年度営業係数ベスト5(カッコ内は2018年度比)
(1)札幌圏:105円(-2円)
(2)室蘭本線 長万部~東室蘭:163円(+7円)
(3)函館本線 岩見沢~旭川:170円(+3円)
(4)石勝線・根室本線 南千歳~帯広:177円(+14円)
(5)室蘭線 室蘭~苫小牧:185円(+11円)

●2019年度営業係数ワースト5(カッコ内は2018年度比)
(1)根室本線 富良野~新得:2825円(+536円)※東鹿越~新得間でバス代行輸送を実施中。
(2)留萌本線 深川~留萌:1821円(+20円)
(3)日高本線 鵡川~様似:1719円(-117円)※バス代行輸送を実施中。
(4)札沼線 北海道医療大学~新十津川:1253円(-550円)※5月7日廃止。
(5)室蘭本線 沼ノ端~岩見沢:1017円(-129円)

 全線区合計の営業係数は、2018年度の170円から、2019年度は1円増えて171円でした。

【了】

【グラフ】札幌圏と新幹線の2018年度・2019年度収支比較

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。