ヒグマの森で「崩壊間近の“幻の鉄道橋”」とついに対面 “1日15本限定のカギ”で近づく「タウシュベツ川橋梁」の行き方

北海道・上士幌町にある「タウシュベツ川橋梁跡」は、冬から春にかけて姿を現す鉄道遺構として知られています。ダム湖の水位が上がりはじめる6月下旬、1日15本限定という貴重なカギを予約し、現地を訪ねました。

1日15組限定のカギを手に“幻の橋”へ

 北海道・上士幌町にある「タウシュベツ川橋梁跡」は、“冬から春にかけて姿を現す鉄道遺構”として知られています。音更川に建設された「糠平ダム」によりダム湖に沈んだ旧国鉄「士幌線」の旧線にあたる30連ものコンクリートアーチ橋の遺構です。

Large 20260705 01

拡大画像

遊歩道の出口から左手の斜面に進むと、「タウシュベツ川橋梁跡」の全容が目に飛び込んでくる(植村祐介撮影)

 かつては糠平ダムの左岸を走る林道が開放され、だれでもクルマで橋梁跡近くまでいくことができました。しかし知名度が高まるにつれ、幅員が狭く未舗装という悪条件から事故が多発したため、現在は林道入口のゲートが施錠され、クルマでの進入は許可車に限られています。

 現在、ガイドツアーに参加しない観光客がクルマで立ち入るには、「道の駅かみしほろ」で貸し出される「1日15本限定」のカギが必要です。

 ダム湖の水位が上がりはじめる6月下旬、この貴重なカギの予約を確保し、タウシュベツ川橋梁跡を訪ねることができました。取材協力者のクルマでの現地までのアクセス、そして現地の見学のポイントなどを、以下にご案内しましょう。

 カギを借り出した道の駅かみしほろから林道ゲートまでは、国道273号を使い約35kmの道のりです。ゲート近隣には目標物となる店舗などがないため、Googleマップで「幌加発電所」を目的地に指定するといいでしょう。

 糠平ダムのダム湖を右に見ながら国道273号を北上し、Googleマップの案内にしたがって右折すると、100mほどで林道ゲートが現れます。ここでいったんクルマを降り、カギを使ってゲートを開きクルマをゲート内に入れ、再び施錠します。林道沿いには目立つように「ヒグマ出没中」の看板が並び、ゲートそのものにも多数の注意書きが掲げられています。

 ゲートの先の林道は砂利敷きですが、ところどころ、わだち掘れしているところもあり、速度超過は禁物です。林道は山肌の斜面に沿うようにカーブを描きますが、2kmほど進んだところで左右が森に包まれ、林道としては不自然に感じるほどの直線となります。

 その理由は、ここからの林道が、旧士幌線の路盤を転用したものだからです。

【クマ対策必須!】これが「幻の鉄道橋」とその道中です(地図/写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  5. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開