ANA貨物専用機初の欧州進出 新型コロナで臨時便 巨大キャパ「ボーイング777F」を投入

欧州進出のANA「ブルージェイ」 今後はどうなる?

 成田発のフランクフルト行き初便には、半導体製造装置や電子機器、医療品などがおよそ65t積まれ、折り返しとなるフランクフルト発の初便には、ワインや一般貨物などが約100t積まれる予定です。この臨時貨物便は今回を含め、6月中に17日(水)、24日(水)と計3回、運航が計画されています。なおANAグループによると、7月も同程度の規模で運航することを検討しているとのことで、こちらもボーイング777F型機を投入する可能性が高いとしています。

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ANAカーゴのボーイング777F型機「ブルージェイ」(2020年6月10日、乗りものニュース編集部撮影)。

 同グループにとって初というヨーロッパ方面への貨物専用機運航ですが、これまで運航されていた中国などのアジア方面、シカゴなどの北米方面の路線と比べて特徴はあるのでしょうか。

 ANAカーゴの浦野敏央成田ウェアハウスオペレーションセンター副センター長は、「日本発の便はアジア方面、シカゴ方面と同じく自動車部品などが輸送されることが多いです。対しヨーロッパ発の便ですが、医療品などが積まれる傾向がほかのエリアと比べて多い傾向にあります」とその特徴を話します。医療品が多い傾向は、新型コロナの影響下でなくとも変わらないとのことです。

 なおこのANAカーゴによる成田~フランクフルト線、今後の定期便化などは「需要を見て判断する」としています。

【了】

ヨーロッパに向かう「ブルージェイ」の様子を写真でチェック!

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2件のコメント

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