府県境トンネル増設! 南阪奈道路「太子~葛城」4車線に 対面通行解消で安全性向上

聖徳太子も往来したとされる古道の峠を貫く区間です。

トンネル内対面通行が解消

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南阪奈道路の竹内トンネル上り線が新設され、上下線が分離される(画像:NEXCO西日本)。

 NEXCO西日本は2020年6月16日(火)、南阪奈道路の大阪・奈良府県境にあたる太子IC~葛城IC間で工事を進めていた約2.9kmの付加車線が、7月1日(水)15時に完成すると発表しました。これにより同区間は対面通行が解消され、片側2車線ずつの4車線で走行できるようになります。

 同区間は、府県境をまたぐ竹内(たけのうち)トンネル(約1.5km)とその前後が対面通行による暫定2車線区間で、過去には対向車線を走行するクルマとの衝突など、重大事故も発生していました。今回、上り線側(大阪方面)に並行するもう1本のトンネルが完成し、上下線が完全に分離されます。

 これにより安全性の向上が図られるだけでなく、事故発生時に通行止めとなる可能性も低減されるとのこと。暫定2車線の対面通行区間と、上下線が分離された4車線区間とを比べると、その確率は約4分の1に低減されるそうです。

【了】

【地図】「日本最古の街道」に並行 南阪奈道路の位置

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