海自艦船ヘリ搭載の歴史 最初の南極観測船や初の護衛艦など節目となった艦船3選

海上自衛隊の作戦行動において艦載ヘリコプターは必要不可欠なものですが、その先駆けはどんな艦だったか、運用開始から現在まで洋上でのヘリコプター運用における、いわゆるマイルストーン的存在になった自衛艦を3隻見ていきます。

初の対潜ヘリコプター搭載護衛艦は?

 戦闘が主任務の海上自衛隊護衛艦で、初めてヘリコプターを搭載したのは「たかつき」です。同艦は砕氷艦「ふじ」が竣工した2年後、1967(昭和42)年3月15日に竣工しました。

「たかつき」が搭載したのは、海上自衛隊初の無人ヘリコプター、QH-50「ダッシュ(DASH)」です。これはアメリカ海軍が開発した無線操縦の対潜ヘリコプターで、1959(昭和34)年に初飛行し、同国では1962(昭和37)年から運用を開始しています。

Large 20200627 01
護衛艦「たかつき」の同型艦である「ながつき」(画像:アメリカ海軍)。

 海上自衛隊は「ダッシュ」に対し、その初飛行直後から関心を寄せており、1963(昭和38)年度予算で早くも「ダッシュ」搭載護衛艦の建造を計画します。これが「たかつき」です。

「たかつき」の建造を進めるのと並行して、1965(昭和40)年にアメリカから「ダッシュ」4機の供与を受け訓練を開始、「たかつき」の就役とともに本格的な運用を始めました。

 しかし、「ダッシュ」を開発したアメリカでは、無線操縦の不安定さから訓練での損耗があまりにも多く、結局、兵器としての実用性は低いと判断されて1969(昭和44)年に運用を終えます。

 海上自衛隊は運用を継続するものの、アメリカが運用を止めた影響で維持するための部品などが先細りとなり、1979(昭和54)年で使用を止めました。

 なお「たかつき」は「ダッシュ」を2機搭載し、船体最後部が発着甲板で、その直前に専用格納庫がありました。ちなみに同型艦はほかに3隻が建造されています。

【写真】二重反転ローターが特徴 無人対潜ヘリ「ダッシュ」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス