現存唯一 昭和レトロ消防署に眠る戦前生まれの消防車 走る日は来る? 現行型との共通点も

東京都港区の高台にある昭和レトロな面影の消防署、そこには太平洋戦争前に作られた消防車も残されています。再び走る日は来るのでしょうか。現用の消防車を見比べてみると意外な共通点もありました。

最新の消防車にも受け継がれている消防装備の数々

 ニッサン180型消防ポンプ自動車の隣には、現用の平成生まれの消防車が並び、外観を見比べると両車のあいだには明らかな時代の差を感じます。しかし署員の方の話では、約80年という年月を超えて、両車の装備にいくつかの共通点が見られるそうです。

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昭和初期のたたずまいのまま現在も使われている、東京消防庁の高輪消防署二本榎出張所(2020年7月、柘植優介撮影)。

 最初に見せてくれたのは、斧や鳶口(とびぐち)、ハンマーなどです。これらは形状や素材こそ変わっているものの、2020年現在でも装備のひとつとして消防車に積まれ、火災現場ではドアをこじ開けたり、壁や天井に穴を開けたりするのに使われるそうです。

 またホースの先端につけるノズル(水口)もいくつか種類がありますが、その一部は80年前のものと同じ形状だそうです。

 こういったもの以外にも、ハシゴやホース、ホースカー(ホースを運ぶためのリヤカー)なども両車に共通した装備です。素材や形状は進化を続けていますが、これらの基本的な役割は変わっていないのかもしれません。

【写真ギャラリー】80年前の消防車 現用の消防車にも通じる装備の数々

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