現存唯一 昭和レトロ消防署に眠る戦前生まれの消防車 走る日は来る? 現行型との共通点も

東京都港区の高台にある昭和レトロな面影の消防署、そこには太平洋戦争前に作られた消防車も残されています。再び走る日は来るのでしょうか。現用の消防車を見比べてみると意外な共通点もありました。

博物館から里帰り レトロ消防署とレトロ消防車がセットに

 このニッサン180型消防ポンプ自動車は前述の通り、1964(昭和39)年10月に退役し、いったんは新宿区四谷にある東京消防庁の消防博物館で屋内展示されていました。しかし2013(平成25)年の高輪消防署開署80周年記念式典のときに、地域住民の要望もあり、二本榎出張所となったこの場所へ里帰りしたそうです。

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ニッサン180型消防ポンプ自動車の車体後部(2020年7月、柘植優介撮影)。

 なお、四谷の消防博物館で展示されていたころから、タイヤやシャシーの経年劣化を防ぐために車体をジャッキで支え、負荷がかからないような状態が維持されています。

 エンジンはかかるのか聞いたところ、「整備すればかけられるようになるかもしれないが、実際にはかけたことはない」とのこと。ある試算によると、足回りを直すだけで70万から80万円近くかかるそうで、エンジンを直して自走できるようにするには500万円以上かかるのではないかということでした。

 それだけの予算をかけて自走可能なレベルにまでレストアするのは難しいかもしれませんが、高輪消防署や地域の歴史を伝える「生き字引き」ともいえる存在です。

【了】

【写真ギャラリー】80年前の消防車 現用の消防車にも通じる装備の数々

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子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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