戦艦「三笠」がモチーフ!? 戦前の「現役」消防署に潜入 高輪のシンボルになったワケ

東京都港区で、一見すると博物館のような消防署が現役で使われています。戦艦「三笠」をモチーフにしたというこの建物は、解体を免れ、昭和初期の「ドイツ表現主義」の意匠をいまに伝えています。

車庫には大戦前のボンネット消防車も展示

 昭和初期の意匠をいまに伝える二本榎出張所は、年間を通じ多数の見学者が来所するそうで、案内してくれた職員の方の話では、建物見学と合わせて火災予防などのPRの場として活用しているとのことでした。

Large 20200725 01
1階の車庫に並ぶニッサン180型消防ポンプ自動車(手前)と現役の消防車(2020年7月、柘植優介撮影)。

 しかし、東京都の歴史的建造物に選ばれているため、庁舎を補修したり改築したりする際に制約が多くあります。とはいえ手入れは行き届いており、また職員の方も案内に慣れているようでした。

 建物1階の車庫には、1945(昭和20)年から1964(昭和39)年まで実際に二本榎出張所、当時の高輪消防署で使われていたニッサン180型消防ポンプ自動車も展示されています。このレトロな消防車は、2013(平成25)年に行われた「高輪消防署開署80周年記念式典」に合わせ、新宿区四谷の消防博物館から里帰りしたものです。

 二本榎出張所の建物が解体されなかったことで、ニッサン180型消防車も展示されることになったといえるでしょう。レトロな消防署と消防車、そろって末永く保存されることを願うばかりです。

【了】

【写真】ひと昔前の消防署のシンボル「すべり棒」も残る歴史的建造物

Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス