下着すらテイクオフ! 「乗客全裸フライト」の概要 背景は「究極の機内保安対策」?

「全裸フライト」実行時の米航空事情

 この「全裸フライト」があった2年前の2001(平成13)年9月、アメリカでは同時多発テロが発生し、航空業界に大きな衝撃を与えました。航空需要は減退を余儀なくされ、アメリカの大手航空会社、ユナイテッド航空、デルタ航空、ノースウエスト航空(のちにデルタ航空に合併)が経営破綻を起こすほどの影響を及ぼします。

 また、この事件をきっかけに旅客機のテロ対策も大幅に強化され、同国の搭乗客への身体検査や手荷物の検査が厳重化されました。

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オーストラリアのシドニー国際空港、この空港は搭乗券なしでも保安検査を抜け、搭乗ゲートまで行ける(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 このようななか、たとえばニューヨークタイムズのコラムニスト、トーマスL.フリードマンは「服を脱ぐことによって機内の安全性、安心感を高めることができる」趣旨のコメントをしています。つまり、テクノロジーが進化しても、乗客がみな裸ならば武器などを服の中に隠し持つことができなくなるということです。

 先述のとおり「全裸フライト」は、少々ユニークな旅行代理店が行ったものであり、直接的な関連性は不明ですが、アメリカ国内でこのような論調もあるなか行われました。

 なお、このフライトが実施されたのはこの一度きりで、ほとんどの乗客は、同じくこの旅行代理店が主催するツアーに向かうための乗客で、フライト時間は1時間少しだったそうです。

【了】

アメリカには「直視できる」レベルの航空会社も

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