JR東日本が終電時刻を繰り上げ 対象は東京駅100km圏の全路線 2021年春から

必要に応じ、終電前に臨時列車を増発します。

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東京都心部を走るJR山手線と京浜東北線(画像:写真AC)。

 JR東日本は2021年春をめどに、終電時刻の繰り上げなどダイヤを見直すと発表しました。

 対象は東京駅から100km圏内の全路線です。現行より30分ほど繰り上がり、終着駅の到着時刻はおおむね午前1時頃になります。金曜日などは、必要に応じ終電前に臨時列車を増発します。なお一部路線では、始発時刻を繰り下げる措置もとるとのことです。詳細は10月に改めて発表されます。

 ダイヤの見直しについてJR東日本は、新型コロナウイルス感染拡大により利用者の行動様式が変化し、特に深夜帯の列車利用が減っていることを挙げます。一方で、老朽化した設備の改修やホームドアの新規設置など、鉄道の保守に充てる時間を確保したいとしています。

 具体的には、現行で終電から始発まで約200分から240分ある列車間合いを、約240分から270分に拡充します。保守にあたる人材も減少する中、作業員の働き方改革も兼ね、これまで以上に効率的な作業体制を整えるといいます。

 実際、感染症が拡大する前と後の8月平日の利用状況を比較すると、山手線の上野~御徒町間で38%減、中央線の中野~新宿間で35%減となっています。JR東日本は、仮に感染症の流行が収まった後も、テレワークなどの浸透で利用者は元に戻らないと判断したといいます。

 JR東日本の深澤祐二社長はダイヤの見直しについて、「鉄道事業者として安全かつ利便性の高いサービスを提供するために、乗客の利用状況に柔軟に対応することが必要」と話します。そのうえで「ここ数年の傾向として深夜帯の利用が減少しており、終電時刻の繰り上げをともなう保守作業時間の確保は以前から考えていました。そのような最中、新型コロナウイルス感染症が流行し、見直し時期を2021年に据えました」としています。

【了】

【グラフで見るコロナ禍前後】主な路線の利用状況

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コメント

2件のコメント

  1. 家が遠い人は大変だね。
    でも日中の利用者減ってるって言うけど、異常な混雑が多少緩和されてるだけで、混雑してることはしてるよ。
    JRとしてはあんな密な異常な混み具合のほうがいいんだろうか笑随分傲慢な経営だな。

  2. 働き方改革(労働時間拡大)