海外航空会社は「国内線」運航できる? 実はルールあります 「コードシェア」とも関係

日本に来ている海外の航空会社が日本で「国内線」を運航する――。物理的には近年まで見られたケースですが、実際にこれにはルールが存在します。そして利用者の「悩みのタネ」になり得る「コードシェア」もこれに密接に関係しています。

国内航空会社を守る「カボタージュ規制」というルール

 国際線が多い空港でよく見られる海外の航空会社は、当然日本と海外を往来するものというのが、言わずとも知れたことです。ところで、海外の航空会社が日本の国内線を運航することは可能なのでしょうか。

 結論から言ってしまうと、その実現は難しいといえるでしょう。実は日本では「国内線は国内の航空会社のみが運航できる」という取り決めが存在します。「カボタージュ規制」と呼ばれるもので、古くからルール付けされていました。

Large 20200908 01
海外の航空会社の飛行機が多く駐機する関西空港(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 このカボタージュ規制が日本で始まったのは、1953(昭和28)年です。この取り決めが明文化されたのは1944(昭和19)年のシカゴ条約。ここでは、ICAO(国際民間航空機関)の設立など、現在に至る航空業界の枠組みを形作るような取り決めが多数締結されました。その後、これに日本も加わる形に。JAL(日本航空)が定期旅客便を運航開始したのは1951(昭和26)年。日本の航空業界において大半の時間がこの下に置かれていることになります。

 もちろんカボタージュ規制の目的は、それぞれの国において自国の航空会社を保護するため。ヨーロッパでは1997(平成10)年、EU圏内でこれが完全撤廃されましたが、アメリカ、そしてアジアなどではいまだに根強く残っています。

 しかし、たとえばアメリカのかつてのノースウエスト航空や、その後身となるデルタ航空が、関西~成田線を運航するなど、日本国内の路線を海外の航空会社が運航するケースが実在しました。

「物理的国内線」のおかげで見られた 日本じゃ珍しい飛行機

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. Jetstar Japan(カンタスとJAL等の出資)の成田・関空・中部便を「JAL国際線に乗り継いだ場合に限り、JAL便として予約できる(JALマイルが貯まる)」というのはその亜種なんですかね。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス