稲葉義泰(軍事ライター)の記事一覧
Writer: 稲葉義泰(軍事ライター)
軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。
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朝起きたら別の国に…はあり得るの? 「国境の変更」を巡る国際ルールとその事例
国が異なれば交通ルールもだいぶ変わってくるものですが、ではある日突然、目が覚めたら国が変わっていた、などということはあるのでしょうか。「国境」の変更をめぐり国際社会、ひいては人類は、どのように整頓してきたのかというお話。
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「バビロン作戦」から見た『トップガン・マーヴェリック』 劇中の作戦はシロ? クロ?
2022年の大ヒット映画『トップガン・マーベリック』で描かれた軍事作戦については、少々引っかかった人もいるのではないでしょうか。国際法の観点からはどう評価されるのか、米英すらドン引きしたイスラエルの軍事作戦を基に一考します。
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誤射かもしれないミサイルは迎撃OK? 「他国の資産」を撃ち落としても問題ないワケ
ミサイルが日本に向かって飛んできている場合、これを迎撃し破壊するのは当たり前の行為に思えますが、そうするための法的根拠は、実は状況により変わってきます。誤射かもしれない1発のミサイルには、どう対応できるのでしょうか。
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ミサイル開発で考えてみよう「DX」 ビジネスも安全保障もデジタル化でどう変わる? 米レイセオン社に聞く〈PR〉
近年、TVCMなどでも聞くようになった「デジタル・トランスフォーメーション」。この概念を軍事分野で推し進めているのが米大手防衛関連企業のレイセオン社です。同社が考えるその重要性について日本支社代表に聞いてきました。
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海自「まや」「はぐろ」が臨んだ「はじめて」づくし 弾道ミサイル防衛試験の重要成果
海自護衛艦「まや」「はぐろ」が、弾道ミサイル防衛に関する試験に成功しました。今後の日本のミサイル防衛を占う上で、かなり重要なものです。「はじめて」づくしだったという、その試験内容について解説します。
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巡航ミサイル「トマホーク」導入が意味するものは? その性能に見る日本の守りかた
「巡航ミサイル」とひと口に言いますが、そのなかでも「トマホーク」はいくつか格上のものでしよう。これを日本が導入することを検討しています。そこには、単なる装備の導入以上の意味合いを見て取ることができます。
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デカさは正義だ! 最新艦載ヘリCH-148「サイクロン」の巨体でカナダ軍は何をする?
カナダ海軍のハリファックス級フリゲートにて運用が始まったばかりの艦載ヘリCH-148「サイクロン」は、なによりその大きさが特長で、海自や米軍の艦載ヘリよりも大きいといいます。ただ、その使いみちはまだ試行錯誤中のようです。
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7年ぶり開催! 海上自衛隊「観艦式」出席のカナダ艦2隻とそれだけじゃない来日目的
海上自衛隊の創設70周年にあわせ開催される国際観艦式に、カナダ海軍から「バンクーバー」「ウィニペグ」の2隻が出席します。もちろんこれら2隻は、観艦式出席以外にも多くの目的や任務を担ったうえでの来日です。
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「軍がクーデターで国盗り」その後はどうなる? ブルキナファソの軍容と「政府承認」
アフリカのブルキナファソで、今年2度目になる軍事クーデターが発生しました。こうした軍事力を背景とした「国盗り」は、現代国際社会においてどのように扱われるのでしょうか。「クーデターのその後」を国際法の観点から解説します。
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“ミサイル射程圏内”グアムの最新防衛事情 楽園の島に迫る脅威は「全て撃ち落とす」
北朝鮮の弾道ミサイルが、グアムを射程に収めるようになってしまいました。中国の巡航ミサイルによる脅威も高まってきています。日本人には馴染み深い南の島グアム、その防衛の現状と、今後の展望について解説します。