稲葉義泰(軍事ライター)の記事一覧
Writer: 稲葉義泰(軍事ライター)
軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。
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カナダ海軍トップを直撃! 現役司令官が語った海上自衛隊 アジア太平洋 新型コロナ
近年(2021年現在)、海上自衛隊との関係をより深めているカナダ海軍、その現役司令官(取材時)が海上自衛隊、アジア太平洋地域、コロナ下の活動などについて語ってくれました。
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「イージス・システム搭載艦」は本当にベストな選択か? イージス・アショア代替問題
イージス・アショア代替案として閣議決定した「イージス・システム搭載艦」の建造ですが、本当にそれで問題は解決するのでしょうか。そもそもの目的と、ズレはじめた目論見。新型護衛艦の周辺に浮上している問題点を解説します。
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舞台はずばり「離島」! 日本の防衛に関係ありまくりな米軍の新たな「戦い方」とは?
アメリカ海兵隊と同海軍が、日本周辺で大規模な共同演習を実施しました。当然ながら日本も無縁ではないこの演習、その内容は、離島などを舞台とした新しい戦略と戦術のコンセプトに基づくものでした。
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やられる前に叩くはアリなの? 総理も明言した敵基地攻撃能力 「専守防衛」との関係は
軍事技術の進展にともない、敵基地攻撃能力に関する議論がより現実味を帯びて取りざたされるようになりました。戦後の日本および自衛隊を象徴する「専守防衛」の考え方も、実は時代と共に変化してきています。
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イージス・アショア計画にストップ 本当にブースターだけが原因? 考えうる別の可能性
弾道ミサイルなどへ対処すべく配備計画が進められていたイージス・アショアに「待った」がかかりました。使用するミサイルのブースターが原因とのことですが、実のところ、それ以外にも原因があるかもしれません。
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2度も原子力施設を爆撃したイスラエル 国際社会の反応が真逆になったのはなぜ?
イスラエルはかつて他国の原子力施設を2度も爆撃し破壊しました。一度目は大いに批判を浴びますが2度目はそうでもなく、世界の反応は真逆なものでした。その理由やイスラエルの態度、そして背景にある「自衛権」について見ていきます。
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法的にどうなの? 尖閣周辺に中国公船が侵入&日本漁船を追跡 海保が可能な対応は…
尖閣諸島周辺海域に侵入を繰り返し、日本の漁船を追い回すことも辞さない中国船、法的にはどのように扱われるのでしょうか。2020年5月8日に発生した事案を例に、国際法や中国の狙い、海上保安庁の活動などについて見ていきます。
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新型コロナ禍中に積極活動 強襲揚陸艦「アメリカ」 日本も他人事ではないその理由は?
優れた組織はいかなる事態に陥っても乗り切れるようバックアップを用意しておくものです。アメリカ海軍は主力の原子力空母が運用不能に陥ると、強襲揚陸艦が活動を活性化させました。実はこれ、日本もダイレクトに関わってくるお話です。
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インド洋東部で日米共同軍事訓練 なぜ米大使館までプッシュ? 注目すべき理由は…
自衛隊とアメリカ軍による共同訓練は年間を通し、規模の大小問わず多数が実施されています。そうしたなか、さして大規模でもなく珍しい内容でもない訓練について、なぜか在日米大使館がSNSで紹介し、一部界隈がざわめきました。
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「災害派遣」の範囲どこまで? 新型コロナ対応追われる自衛隊 そもそものルールは…?
自衛隊の災害派遣にも種類がありますが、新型コロナウイルス対策での災害派遣はその要件を満たすのか否か、という声が聞かれます。「災害派遣」の基礎をふまえつつ、議論の争点などを見ていきます。