稲葉義泰(軍事ライター)の記事一覧
Writer: 稲葉義泰(軍事ライター)
軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。
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アメリカUFO報告書 読み込んだら何が見えた? 9ページ約1万5000字の要点を解説!
アメリカ政府が正式にUFO調査報告書を公開したという衝撃的なニュースは、日本でも大きく報じられました。そこには何が記されていたのでしょうか。補足を含め9ページにわたる報告書、じっくり読み込んでみました。
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日本のEEZでロシアが軍事演習 でも文句を付けたら負けなワケ 「お隣」の事例から解説
「ロシアが日本のEEZ(排他的経済水域)内で軍事演習」という文字面だけを眺めると、ずいぶんな横暴に思えるかもしれませんが、国際的にはどのように受け止められるのでしょうか。「お隣」の事例などから解説します。
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英露がクリミア沖での軍艦の通航めぐり応酬 警告射撃に示威飛行…非はどちらに?
黒海でイギリス艦がロシアから警告の砲爆撃を受けたと見られます。海の国際ルールに反するというのが大方の見方のようですが、一方で正当な権利の行使とする見方も。そこには、クリミア半島の帰属をめぐる問題が大いに関わっています。
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ワード解説「武器等防護」 自衛隊がオーストラリア軍を守る! 実際どういうもの?
安全保障分野における、日本とオーストラリアとの関係が、またひとつ進展しました。キーワードは「武器等防護」、これまでの両国の関係から大きく一歩踏み込んだものです。その詳細を解説します。
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自衛隊にクマ襲来 その対応の法的根拠は何になる? 武器使用が認められるにも条件アリ
陸上自衛隊の駐屯地へクマが侵入し、猟友会により駆除されました。自衛隊の装備品があれば、猟友会に頼らずともクマの駆除は可能かもしれませんが、そうしなかった理由と、そうするために満たさなくてはならない条件などを解説します。
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取り締まり目的でも他国船へ勝手に乗り込んでいいの? 海のルール 国際法の原則と例外
太古の昔より海の上には国際的なルールが作られて来ましたが、例えば公海における他国の船や国籍不明船による不法行為は、誰が、どのような根拠で取り締まるのでしょうか。最新の事例からそうした海の上のルールを解説します。
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大型艦になぜ…フランス海軍の強襲揚陸艦「トネール」に見られる特徴と納得の理由
フランス海軍のミストラル級強襲揚陸艦、この種の大型艦艇には珍しい特徴があります。それは艦の用途上、求められる性能を実現するという意味で、実に合理的な選択といえるものでした。
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米「航行の自由作戦」対馬海峡での対象国は日本…なぜ? 同盟国相手でも実施するワケ
アメリカによる「航行の自由作戦」は、南シナ海などの様子を見ると「強引な権利主張に対する正当なる鉄槌」といったイメージかもしれませんが、実はその鉄槌、日本相手にも振りかざされていました。そもそもどういう作戦なのでしょうか。
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「海警局」「危害射撃」…尖閣周辺のニュースをより理解するためのキーワード5選
報道で耳目に触れることも多い、沖縄県の尖閣諸島をめぐる話題については、ふだんあまり馴染みのない言葉も頻出します。一連のできごとを理解するために重要な、5つのキーワードについて解説していきます。
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米海軍が続々導入の高性能レーダーシステム「SPY-6」 日本も他人事ではない理由とは
アメリカ海軍の艦艇に搭載されるレーダーシステムが、ほぼレイセオン社のSPY-6一色に染まりつつあります。同海軍と深い関係にある海上自衛隊の艦艇も、やはり他人事ではなさそうです。なぜSPY-6なのか、その理由を解説します。