吉川和篤(軍事ライター/イラストレーター)の記事一覧
Writer: 吉川和篤(軍事ライター/イラストレーター)
1964年、香川県生まれ。イタリアやドイツ、日本の兵器や戦史研究を行い、軍事雑誌や模型雑誌で連載を行う。イラストも描き、自著の表紙や挿絵も製作。著書に「九七式中戦車写真集」や「イタリアの中戦車・重戦車写真集 」、「イタリア軍写真集」など。
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そのマークをなぜ…!? 初来日のイタリア空軍F-35Aに描かれていた「赤い悪魔」の意味「きっとまた日本に来る」を確信
小松基地に飛来したイタリア空軍機が、航空自衛隊との共同訓練を終えて帰国しました。その時に見せたイタリア機の尾翼のマークや飛行服のパッチには、伝統と新たな日伊友好を見ることができました。
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完成間近! 蘇る三式戦闘機「飛燕」見てきた 戦争の“生き証人”あえてやや無骨に?
太平洋戦争中に旧日本陸軍が制式採用し、南太平洋や本土防空戦などで活躍した三式戦闘機「飛燕」。その原寸模型がもうすぐ完成間近と聞き、茨城県の工場まで見に行ってきました。
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未使用の特攻機!? 国内で唯一残る幻の軍用機「剣」を実見 使われなくてよかったかも…な突貫設計
旧日本軍は太平洋戦争末期の戦局悪化にともない、多くの飛行機を特攻機として出撃させました。そうした中、突貫設計で生み出されたものの、戦争には使われなかった機体が今も国内の倉庫に眠っています。
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戦後初の来日イタリア艦は去り際までカッコ良すぎた! 自衛隊も「取り入れたい」夜のライトアップとは?
先日、横須賀基地に来航したイタリア海軍の最新鋭艦「フランチェスコ・モロシーニ」。その接岸時には昨年就役したばかりの日本の護衛艦「くまの」が出迎えて、新鋭艦どうしの交流行事が行われました。
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「宇宙戦艦」かよ!? 来日したイタリア艦、驚愕の近未来ぶり ブリッジはほぼ“コックピット”
インド太平洋での任務の一環として、横須賀に寄港したイタリア海軍の最新鋭艦「フランチェスコ・モロシーニ」。先日、その艦内が報道陣に公開され、未来的なブリッジと操縦席を見学してきました。
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「B-29を撃墜せよ」調布のミニ飛行場は首都防空の要だった! 今も残る“証人”としての謎構造物
太平洋戦争中、首都圏の防空にも用いられた日本軍機のひとつとして、三式戦闘機「飛燕」が挙げられます。同機が配備された飛行場としてよく知られているのが、東京都下にある調布飛行場。その周辺には当時の面影が今も残っています。
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完全な姿は世界で1機のみ! 岐阜に残る三式戦闘機「飛燕」 “和製メッサー”はなぜ生き残った?
原寸模型の製作がニュースとなった旧日本陸軍の三式戦闘機「飛燕」ですが、修復された実機は世界で1機しか現存しません。その貴重な実物は、岐阜県の博物館に展示されています。どのような経緯で生き残ることができたのでしょうか。
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“里帰り九五式軽戦車”で発見! 偽装した「秘密のスイッチ」の目的とは 最新アメリカ戦車にもつながるアイデア装備
イギリスから日本へ里帰りした旧日本陸軍の九五式軽戦車が、イベントで快調にエンジンを唸らせて走りました。その車体をよく見ると、旧日本軍が独自に作り出した「秘密のスイッチ」がありました。
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海上自衛隊唯一の「零戦」保存機に込められた”想い” 2機の残骸からの復元機 かつての特攻基地に
旧日本海軍の零式艦上戦闘機は、5年におよぶ量産の間に様々な型式が作られました。なかでも最も多く生産されたのが五二型です。このタイプは国内でもいくつか実物が見られますが、鹿屋市で展示されている1機はまた特別な機体です。
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スペインでは「エース」続々 中国では短命 東西で真逆のイタリア戦闘機 日本軍機の撃墜記録も
第2次大戦以前には近代的な戦闘機開発に遅れていたイタリアですが、複葉戦闘機では安定した性能を示して、スペイン市民戦争では多くのエースを輩出。さらに中国にも輸出されて、日本軍機を相手に戦果を挙げました。