ANA印の「アバター」たち羽田イノベーションシティを行進! 海外から操作されたものも
現代の先端技術が集う羽田空港隣の複合施設「羽田イノベーションシティ」。このオープン日に実施されたのは、ANA傘下のアバターロボットによるパレードです。どのような様子だったのでしょうか。
「会話」「首振り」「歩行」もOK
2020年9月18日(金)に本格稼働が始まった、羽田空港に隣接する複合施設「羽田イノベーションシティ」。ここでは、現代の先端技術を用いたモビリティが多数顔を揃えます。
稼働日初日の目玉のひとつが、ANA(全日空)グループ初のスタートアップ企業「avatarin(アバターイン)」が展開する、社会課題解決のための遠隔操作ロボット「newme(ニューミー)」によるパレードでした。このロボットは、パソコンからビデオ通話に似た機能を用いた「会話」や画面を操作しての「首振り」、足元を操作しての「歩行」といった機能を備えます。
当日は同施設の2階のデッキで、海外(アメリカ)も含む様々な場所から遠隔操作で動かされた10台の「ニューミー」が報道陣に対し隊列行進を披露したほか、操作者が報道陣からの「遠隔インタビュー」にも対応する場面も見られました。
パレードの実施にあたり、同社の深堀 昂CEO(最高経営責任者)は次のようにコメントしています。
「私たちのアバターは人を置き換えることではなく、人を拡張するものと考えています。現在新型コロナウイルスによるパンデミックの時代ではありますが、世界中から人が集って社会参画し、イノベーションシティの種をまければと思います」(abatarin 深堀 昂CEO)
なお羽田イノベーションシティでは、22日(火・祝)まで、この「ニューミー」を用いて、施設内や大田区内の町工場を遠隔観光体験できるサービスや、警備や構内配送業務などの施設管理業務を行うなどの実証実験が行われています。
【了】
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