線路が余ったのか? ポイントからちょっとだけ延びた部分 何のため?

本線とは違う方向に、ポイントから少しだけ延びた線路。すぐ行き止まりになるものですが、長い線路が余ったので仕方なく処理されたのではありません。実はこの線路、万が一の時に重要な役割を果たします。

ちょっと延びた線路は「安全側線」

 線路が分岐するポイントを見ると、本線が続く方向とは別に、数mだけちょっと延びて行き止まりになる線路が設けられていることがあります。敷設する際に線路が余ってしまい、仕方なく処理した名残に思えるかもしれませんが、何なのでしょうか。

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左側に突き出ているのが安全側線。単線の路線では対向列車との正面衝突を防ぐ(画像:写真AC)。

 結論をいうと、これは「安全側線」といい、列車を“あえて”脱線させるための設備です。とはいえ、鉄道において脱線はあってはならないこと。それを発生させることが「安全」とは、いったいどういうことなのでしょうか。

 安全側線は、ブレーキ故障や運転士の信号見落としなどにより、列車が所定の位置に止まれなかったり、駅から発車してしまったりした時、列車が緊急避難的にここへ進入して脱線、停車するものです。「誤って進み続ける列車がほかの列車と衝突して二次災害を引き起こすよりは、列車を未然に単独で脱線させた方がまだ安全」という考え方に基づきます。発生してしまう事故の被害を最小限に抑え、「まだマシな方」を選択するわけです。

【写真】その名も「安全側線」 設けられた場所を見る

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コメント

8件のコメント

  1. 未然に単独で脱線したが隣の線路を塞いだというのもありましたね。それと新幹線では車庫から本線に出る箇所にだけはもうけられていることがあります。

  2. 付けられた時代もあったんだろうが、「安全側線」とは、どう考えても安全じゃないのにネーミングがちょっとズレてる感じ。

    「非常側線」とか「緊急側線」とかの方が良いんじゃないかな。

  3. 【三河島事故】の死者160人の大半は貨物列車と電車の衝突によるものではありません。

    動けなくなった電車の乗客が非常コックでドアを開けて線路に降りたところへ対向電車が入ってきて轢かれ

    たものです。

    ですから非常コックの表示板には線路に降りたら他の列車や電車に注意する旨の注意書きが有ります。

    その非常コックは多くの乗客が閉じ込められたまま焼死した【桜木町事故】の反省で整備されたものです。

    • 阪急神戸線の「六甲」で起きた衝突事故は、“安全側線”があれば防げたかも知れませんね。

  4. ありがとうございます。自分も気になりましたが、そういう事だったのですね。

  5. 安全側線の先に建造物があったらたまったもんじゃない。何百メートル以内の建造禁止とかルールはあるの?

  6. 写真は安全側線ではない。保線車両を出入りさせる際の横取り装置と呼ばれる特殊な分岐器で、営業列車は突入しようと思っても物理的に不可能。

    そもそも敢えて脱線させるという表現は誤解を広める元。本題から逸れるという意味での脱線ならわかるけど。

    あくまでも止めようとしていたが微速でオーバーランしてしまった場合の命綱であって、ブレーキ故障や信号見落とし/無視に対処させるものではないしできるものでもない。

    昔はキャッチサイディング(避線)といって下り勾配で過速して止まれない列車を誘導避難させるものがあったが、km単位の長い引込線で、レールから脱輪させて止めるという発想は無い。

  7. 知ったかぶりして、噓を書くんじゃないよ。写真のポイントは、どうやったら切り替わるのかね。

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