電車が電車を踏切待ち!? 珍しい「鉄道の交差点」のレアな光景
線路と線路が十字に交わる「鉄道の交差点」が存在します。ここでは、電車がクルマと同じように、踏切の遮断機の前で電車の通過を待つという珍しい光景も。どういうことなのでしょうか。
線路と線路が「直角に交わる」 さてどうなる?
道路だけでなく、鉄道にも「交差点」が存在します。線路どうしが交わるといえば、ポイント部分などで斜めに分岐する形態はありふれたものですが、直角に交わるとなれば話は別です。
場所は愛媛県松山市、伊予鉄の大手町駅付近です。伊予鉄の郊外電車と市内線(路面電車)が十字に交わります。一般的な電車(鉄道)と路面電車(軌道)の交差は日本国内でここだけです。
路上の軌道を走る市内線側には、道路部分にかかる踏切遮断機が設置されています。ここは「鉄道」である郊外電車のほうが優先。そのため郊外電車が通過する際は、市内線がクルマや歩行者と同じように“踏切待ち”をする光景が見られます。
ただし、どちらの路線も朝と夜を除き、運転間隔が10分もしくは15分ごとになるうえ、市内線は交通状況によって所要時間が変わるため、踏切待ちが発生する正確な時刻を見極めるのは難しいでしょう。
郊外電車のこの区間は1888(明治21)年に開通。一方の市内電車は1936(昭和11)年、西堀端~国鉄駅前(現・JR松山駅前)間が開通した際、郊外電車と交差されました。ちなみに線路ばかりでなく上空を見ると、架線も同じく十字に交わっています。
【了】
こんなこと 京都の 四条 七条 でありました。
京阪 と 京都市電
京阪が悪いのか京都市が悪いのか、あるいはそのほかの誰かは知りません。ただ、クルマが走りやすいようにというだけで、電車を地下に潜らせてしまったのは、あさはかでしたね。
それにしちゃ載せている写真が不親切。なお、むかしむかし、路面電車が縦横に活躍していたころは、日本中のどこででも、平面交差の鉄路は見られた。そんな懐かしい光景を追い出してしまったのは、誰でしょうねえ。