橋梁流出土砂流入など被災145件のJR久大本線 2020年度内に全線復旧へ 令和2年7月豪雨

現在、「ゆふいんの森」は豊後森止まりですが……!

 JR九州の青柳俊彦社長は2020年10月28日(水)、令和2年7月豪雨で被災した久大本線について、2020年度中の全線における運転再開を目指すことを明らかにしました。

 久留米~大分間を日田駅、由布院駅を経由し結んでいる久大本線では、令和2年7月豪雨によって「第二野上川橋りょう」の流失、橋脚の傾斜、トンネルや線路への土砂流入、盛土流出など計145件の被害を確認。大分県内の豊後森~庄内間がいまも不通で、バス代行輸送が実施されています。

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久大本線の特急「ゆふいんの森」。写真は30周年出発式のもの(2019年3月16日、恵 知仁撮影)。

 このたび、河川管理者である大分県と復旧方法に関する調整がおおむね整ったことなどから、発表したとのこと。青柳社長は「コロナ禍にあえぐ観光地の復興に少しでもお役にたてるよう、しっかりと復旧工事を進め、一日も早い復旧と久大本線沿線の復興に向けて取り組んでまいります」と話しています。

【了】

【写真】流されてしまった久大本線「第二野上川橋りょう」

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