高速バスで各地を旅したら以前と全然違った… コロナ禍で何がどう変化したか

新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない現在の日本。公共交通機関もその影響は大きく、こと都市間交通の一役を担っている高速バスにいたっては、かつてないほどです。その日本を高速バスで改めて旅をしてみたところ、以前と違った姿がありました。

「前年比20~30%台」がまだ続く

 筆者(須田浩司)は、都道府県をまたいだ移動の解禁(2020年6月19日)後、数回にわたって高速バスで全国各地を回ってみました。そこで見たものは、今までとは違った高速バスの姿でした。

 まず驚いたのは、7月までの各地のバスターミナルの閑散とした姿でした。運行を再開した路線が少ないということもありましたが、人の少なさ、バスの発着台数ともに、これまでに見たことのない寂しい状況でした。

 東京都を除く各地でGo Toトラベルが始まった7月下旬以降、利用者数、バスの運行台数ともに戻りつつある印象を受けましたが、それでも、バスタ新宿などの主要バスターミナルでバスを待つ人の数や、実際に乗車したバス車内の人数を見てみると、感覚としてはコロナ禍前の半数にも満たない状況。実際、バスタ新宿の利用者数は、8月以降も前年比で20%台から30%台(10月2週目は42%まで回復)という状況が続いています。これから冬に向けて感染が再び拡大した場合には、再度の運休や影響の長期化が心配されるところです。

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弘南バスが運行する青森・弘前~上野間の夜行バス「パンダ号」。ソーシャルディスタンス確保を目的に、通常4列シート車で運行する路線に3列シート車を投入する例(須田浩司撮影)。

 利用者数の回復のペースも、鉄道や飛行機と比較して鈍いという印象を受けました。これは、一部の路線を除いて高速バスが基本的に「非日常」の乗り物であるということ、そして、高速バス自体が基本的にGo Toトラベルの対象外であり、高速バスと宿泊を別々で手配するよりも、鉄道や飛行機と宿泊がセットになったパック旅行を利用した方が安くなるケースがあり、結果として高速バスがGo Toトラベルの恩恵を受けにくくなっているということがあるのかもしれません。

 このような苦しい状況下で、バス会社や業界団体は、ひとりでも多くの方に安心してバスを利用してもらおうと、感染防止対策とそのPRに力を入れています。そのことは、実際に各地の高速バスに乗車してみて、ひしひしと伝わりました。

【写真ギャラリー】コロナ対策で大きく変化した高速バス車内

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コメント

2件のコメント

  1. TVでGoToは需要の先食いなのではないかと言っていた。出かけるならあの公衆衛生に逆行するキャンペーンが終わってからにしようかな。

  2. 戦略を誤った感が大きいな

    感染予防対策やってるよ、ってあまりにもしつこくアピールしたもんだから「やっぱり危険なんだ」と思われてしまったのではないかと思う。

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