1秒でも早く鎮火せよ! 1万Lの水槽付き 戦車よりデカい「ストライカー」救難消防車

飛行場や自衛隊の航空基地には、1万Lもの水槽を有する大型の救難消防車が配備されています。どのような車両で、どのような場面を想定しているのか、航空自衛隊入間基地で詳細を聞いてきました。

右でも左でもない「中央ハンドル車」 そのワケは

「ストライカー」消防車は、アメリカのオシュコシュ社が開発した6輪駆動の救難消防車です。全長約12m、全幅約3.1m、全高約3.7mあり、総重量は約31tあります。陸上自衛隊の74式戦車が全長9.41m、全幅3.18m、全高2.25m、重量38tのため、車体サイズだけなら上回っていることがわかります。

 この大きなボディに水1万500リットル、消火薬液880リットル(重量920kg)を搭載しており、水や消火薬液を噴射するためのターレット(放水銃)を屋根上と車体前面バンパーに1基ずつ計2つ備えています。なお前者のターレットは放水距離が約90m、後者は約45mという話でした。

 このほか車体側面には、左右それぞれ「ハンドライン」と呼ばれるホースを備えています。これは火災現場に到着したのち、車両から下車した防護服着用の隊員が手で操作しながら扱うものです。

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タイヤやボディなど車体下部を炎や熱から守るために装備する水噴霧装置を作動させたところ(2020年9月、柘植優介撮影)。

「ストライカー」消防車を取材するなかで不思議に感じたのが、運転席が真ん中にあること。なぜこのような配置になっているのか消防小隊の隊員に聞いたところ、この方がハンドラインを操る隊員がキャビンから左右に迅速に下車できるからとのことでした。

 運転席に乗せてもらいハンドルを握ってみると、その感覚はとても新鮮。乗用車を含む一般的な自動車は右ハンドルもしくは左ハンドルのため、「中央ハンドル」での運転は慣れないと難しそうですが、ガラス面が多く視界は非常に良好なため、火災現場で運転しながらターレットを操作するには、この配置の方がやりやすいのかもしれません。

【超貴重】中央ハンドルのキャビン&秘密の「屋根上」 巨大「ストライカー」救難消防車を写真でチェック!

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  1. 宛らトミカハイパーレスキューの世界

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