飛躍のはずが未曽有のコロナ… 「羽田空港激動の2020年」 どんなことがあったのか?

当初は「五輪イヤー」で多くの利用を見込み、多面的に進化を遂げていた羽田空港。しかしそこを襲ったのが未曽有のコロナ禍でした。激動ともいえる同空港の1年はどのようなことがあったのでしょうか。

夏には意外な出現 10月にはユニークな運用が終了

 8月ごろになると、先述の羽田空港第2ターミナルの国際線エリアが、ある種ユニークな方法で人前に現れます。TBSのドラマ番組『半沢直樹』の帝国航空編のロケ地として、このエリアが使用されたのです。なお、同空港を運営する日本空港ビルデングは当時、これが同エリアにとって「初のドラマロケだった」としています。

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2020年9月に報道陣に公開されたJAL「リモート式案内サービス」(2020年9月、乗りものニュース編集部撮影)。

 9月以降は、政府主導の政策「GoToトラベルキャンペーン」などで、徐々に利用者は向上の兆しが。秋の4連休(9月19日~22日)には、羽田空港の利用者数は当時2020年度最高値を記録し、連休初日となる19日の、ANA同空港発着国内線の搭乗率も97%だったそうです。

 そしてコロナ禍で始まった2020年冬ダイヤでは、いわゆる後進の航空会社を中心に大きな動きも見られました。北九州を拠点とするスターフライヤーが、10年以上続けてきた「第1・第2ターミナル兼用」をやめ、発着を第1ターミナルに統一。羽田のほかの国内線航空会社と同様、利用ターミナルの集約が実現しました。これは先述した、第2ターミナルの国際線対応によって一部スポット(駐機場)が以前のように利用できなくなった影響もあるとのことです。

 このほか、羽田空港の設備を見ると、コロナ禍に対応するための実証実験も行われています。JALは9月ごろに、拠点の第1ターミナルで、タッチレス式の自動チェックイン機やアバターを用いた「バーチャル地上係員」などをテスト。ANAは第2ターミナルで11月に、タッチレス式の自動手荷物預け機の試験を実施しています。

 なお将来的に、第1、第2ターミナルのふたつが現在の形態より拡張など進化を遂げる予定であることを、読売新聞が2020年12月10日に報じました。工事は、最短で2022年中から始まる予定とのことです。

【了】

表で見る羽田空港の利用者数&T2の国際線エリアなど…

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