高速道路のスゴ技除雪「自動化」なるか 人手確保など課題 熟練の作業を「走るだけ」で

除雪も凍結防止剤散布も「走るだけ」 自立走行も

 除雪トラックについては、GPSの位置情報により、雪かきなどの作業を自動で行うようにする実験を行っているとのこと。ジョイントでのプラウの上げ下げも自動で、運転手は車両の操作に集中できるといいます。これは2022年に導入予定とのこと。

 また凍結防止剤散布車については、「路面状態判別システム」にGPS情報を組み合わせた凍結防止剤最適自動散布システム「ISCOS(アイスコス)」を開発中です。これは、道路の凍結、乾燥、湿潤状態を自動で判別し、車両を走らせるだけで「この場所には凍結防止剤をまく、まかない」を判断するといいます。従来は散布車の前を走る巡回車から、人が指示しているといい、その負担を軽減できるだけでなく、散布量も予め把握できるため、凍結防止剤の積み込む量なども最適化できるということです。

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雪氷対策の課題(2020年12月15日、中島洋平撮影)。

 さらに、車両前面に取り付けた「オーガ」で雪を掻き出し、路外へ吹き飛ばすロータリー除雪車については、GPSを補完する準天頂衛星「みちびき」による高精度な位置情報を活用した自立走行を視野に入れています。すでに北海道内のテストフィールドで自立走行を確認しており、2022年度に自動化の完成を目指しているそうです。

【了】

【ギャラリー】除雪も凍結防止剤散布も「自動化」 技術の詳細

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コメント

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2件のコメント

  1. 一般道では除雪車に通行人が巻き込まれる事故が無くなりません…高速道路の除雪は通行止めの状態でおこなうのですかね。無人だと料金所でどのゲートを選んでどのように合流するのか気になりますが、作業用車には専用の出入口がありそうですね。
     豪雪地の高速道路には屋根をつけるわけにはいかないのでしょうか。

  2. 自動化とか簡単に言ってるけど、自然相手だからそう上手くいくのかな?
    タダでさえ今の時代は「これまでに経験した事のない○○」とか言うワードが繰り返えされているしね。自動で除雪させといたら大雪にやられて途中で動けなくなって手動で助けてやる、なんて事になるんじゃないの?
    除雪は重労働だし少子高齢化で若手も居ないから自動化を進めるのは仕方ないとは思うけど、なかなか難しいんじゃないかと思う。