まもなく全線開通「名古屋環状2号線」 経済効果は年227億円の試算

2020年度に開通する道路の「大物」です。

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名古屋環状2号線の概要(画像:中部地方整備局)。

 2020年度内の全線開通が予定されている名古屋環状2号線について、愛知県や名古屋市、国や高速道路会社からなる「名古屋環状2号線(名古屋西~飛島)開通効果検討会議」が、そのストック効果を12月に取りまとめました。

 名古屋環状2号線は、高速道路である名二環(名古屋第二環状道)と伊勢湾道の一部、およひ一般道路の国道302号から構成されます。1960年代から順次整備が進められ、名二環の「左下」に当たる名古屋西JCT~飛島JCT(仮称)間12.2kmが2020年度にできることで、全線開通を迎えます。

 検討会議は今回、名古屋環状2号線の整備により、「沿線・非沿線エリア1合わせて、年間約227億円の経済効果を期待」、さらに全線開通により、「約80年間で約10兆2千億円の経済効果が見込まれる」としています。企業活動の向上、交通渋滞の緩和、物流の効率化、地域活動の活性化など様々な効果が期待されるそうです。

 なお、名二環の開通にともない、「中京圏の新たな高速道路料金」も適用されます。東海環状道を含む、その内側の高速道路の料金を「高速自動車国道の大都市近郊区間」の水準に統一し、名二環などを利用した迂回をしやすくする狙いがあります。

【了】

【画像】名古屋環状2号線の経済効果 開通80年後の試算も

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1件のコメント

  1. 東名から東名阪に行くとき、上社ICが完全な形ではなくて心の準備ができてなくて曲線が怖かった。あの頃はカーナビもつけてなかった。今は伊勢湾岸自動車道があるから名二環はまず走ることはないな。