「ランクル」激似の新型4駆をフランス軍が大量調達のワケ プジョーの後継 伝説また1つ

フランス軍が2017年から配備を進めている新型4駆「マステックT4」は、国内企業製とされているものの、トヨタ「ランドクルーザー」にそっくりです。調べてみると、よく似ているのにはワケがありました。

アイルランドやポルトガルも「ランクル」を愛用

 とはいえ、トヨタ「ランドクルーザー」が正規軍の支援車両に採用されるのは、フランスが初めてではありません。世界を見渡すと、発展途上国などを始めとして世界各国の軍事組織(準軍事組織含む)などで、市販の「ランドクルーザー」がそのまま用いられているのを見かけます。

 ヨーロッパ域内に目を転じても、たとえばアイルランド軍は「ランドクルーザー・プラド」150系をほぼそのまま導入しています。ちなみに同国軍は日産「サファリ」(輸出名「パトロール」)や三菱「パジェロ」もボディカラーを濃緑色にしたうえで使用しています。

 フランスと同じくNATOに加盟している国では、ポルトガル陸軍やデンマーク陸軍、クロアチア陸軍などが「ランドクルーザー」を小型支援車両として大量運用しています。なおポルトガル陸軍は、ほかにもトヨタ「ハイラックス」の4WDモデルを2019年に導入しています。

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アイルランド国防軍に配備されているトヨタ「ランドクルーザー・プラド」150系(画像:アイルランド国防軍)。

 もともと、トヨタ「ランドクルーザー」は、警察予備隊(陸上自衛隊の前身)向けの小型支援車両として開発された経緯があります。警察予備隊はトライアルの結果、アメリカ製「ジープ」のライセンス生産モデルである、三菱「ジープ」を正式採用したため、「ランドクルーザー」は民生用および外国輸出がメインになったものの、着実な進化によって実績を積み重ね、いまやトヨタを代表するブランドになったのは周知のとおりです。

 そのような車両が、自動車先進国であるフランスを始めとした世界中の国々で採用されているのは、それだけ「ランドクルーザー」が性能的にも、コストパフォーマンスの面でも、優れている証左といえるのではないでしょうか。

【了】

※一部修正しました(2月7日8時50分)。

【写真】インド軍はスズキの「ジムニー」

Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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