鉄道ファンが「あえてきっぷを買う日」とは 今年も3月に到来 しかし以前より難しく

鉄道ファンが「あえてきっぷを買う日」があります。以前と比べ、その「文化」を楽しむのは難しくなりつつありますが、JR九州がうってつけの駅で記念きっぷを発売するなど、いまなお可能です。

日付で縁起物になるきっぷ

 鉄道ファンが「あえてきっぷを買う日」があります。「平成3年3月3日」といった「ぞろ目」の日です。

 きっぷに発行日が「3.-3.-3」などと印字されるからで、縁起物ともいえるでしょうか。そのため特に「3」や「7」がそろったきっぷは、注目が高い印象です。「ヤフオク!」や「メルカリ」にも、そうした「ぞろ目きっぷ」が出品されています。

 しかし近年、訪日外国人の増加やシステムの改修を背景に、券売機で買えるきっぷに印字される日付は和暦から西暦に変化。「2020.12.12」などとなり、きっぷで縁起をかつぐのは、難しくなりつつある状況です。

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JR九州が「333」で発売する三重町駅のきっぷの一部(画像:JR九州)。

 とはいえ、「ぞろ目きっぷ」を楽しむ文化はいまも健在。まもなくの「令和3年3月3日」に向けJR九州が発売するのは、豊肥本線三重町駅(大分県豊後大野市三重町)の記念きっぷ。「3」が3つ重なる「令和3年3月3日」のきっぷとしては、うってつけの駅かもしれません。

 ちなみに、この「令和三年三月三日 三が重なる町の駅 三重町駅記念きっぷ」は、333セットの限定発売(JR九州のネット予約からの抽選販売)です。

 また今回の「333」では、相鉄、近鉄、流鉄、熊本電鉄、水島臨海鉄道もその記念きっぷを発売します。

【写真】JRで一番「令和3年3月3日」らしい駅

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1件のコメント

  1. 三重町から〇〇ゆき、よりも「〇〇から三重町ゆき」の切符を企画するほうが好感されるんじゃないかな、文字の大きい欄を三重町と書けるし。