違いわかる? 事業用電車の「クモヤ143」「クモヤ145」 見分ける方法とは

クモヤ143形とクモヤ145形の見分け方

 クモヤ143形0番台とクモヤ145形の外観上の違いは、まず前面のタイフォン(警笛)の位置です。

 クモヤ143形では前面の下に取り付けられていますが、クモヤ145形は前照灯の脇に取り付けられています。さらに、クモヤ143形には前面下に排障装置(通称:スカート)が取り付けられていますが、クモヤ145形には排障装置は取り付けられていません。前面での見分け方はこのふたつです。

 ちなみにクモヤ143形50番台は前照灯の脇にタイフォンがありますが、これはクモニ143形から改造されているためです。

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209系「Mue-Train」と並ぶクモヤ143形。タイフォンは前面下にあり、排障装置が取り付けられている(2002年4月13日、伊藤真悟撮影)。

 次に車体側面にある両開き扉の数です。クモヤ143形は片側にひとつ、クモヤ145形は片側にふたつあります。前述のようにクモヤ145形は番台によって扉の位置が異なりますが、いずれも両開き扉は片側にひとつとなっています。

 以上のことを把握していれば、クモヤ143形とクモヤ145形は容易に判別することが可能です。

【了】

【写真】全廃となったJR東日本のクモヤ145形 かつての姿

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コメント

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2件のコメント

  1. 見分けるチャンスは皆無に近い

  2. 1両のやつ可愛いし、好き