目黒駅は目黒区じゃない!? 首都圏「住所と合ってない駅名」意外と多いワケ

東京23区の区名や市名を名乗っていながら、その市区内に所在していない駅がいくつかあります。この「ねじれ現象」が生まれた背景は、駅によって様々です。

東京23区のうち5区の「区名駅」が「怪しい」

●品川駅(東京都港区 ×品川区)

 京急や上野東京ラインのターミナル駅であり、新幹線も停車する品川駅は、品川区から北に外れた港区高輪三丁目にあります(新幹線の駅は港南二丁目)。

 京急本線では「品川駅の南隣に北品川駅がある」という奇妙なことになっていますが、北品川駅は現地の地名で、「品川宿のあった地域の北側」というれっきとした由来をもっています。もっとも、品川駅の駅名の由来も、その品川宿に近いからと一説に言われています。

 なお、今でこそ「品川駅は品川区に無い」と言われますが、実は品川駅の工事が始まった1871年(明治4)年9月の時点では、所在地は「品川県」でした(同年11月に東京府に編入)ので、あながち「間違い」とは言えません。

Large 20210329 01
目黒駅は目黒区ではなく品川区(画像:写真AC)。

●目黒駅(東京都品川区 ×目黒区)

 目黒駅も目黒区にはありません。所在地は品川区上大崎2丁目で、目黒区との区境は、駅の100mほど西側の崖の上を通っています。

 所在地とは異なるこの駅名になった経緯は不明ですが、駅の西側には「江戸三大不動」の一つ「目黒不動(瀧泉寺)」があり、江戸時代から多くの参拝客を集め、駅から行人坂にかけては露店が立ち並ぶ参道となっていました。そのため駅名も、「目黒不動への玄関口」ということを重視して名付けられたのかもしれません。

【地図】違う市区にある駅

最新記事

コメント

4件のコメント

  1. 江戸川(京成電鉄)を忘れていますよ、もっと言うと(旧)荒川 および(旧)葛飾 の両駅も紹介する価値があります。

  2. この記事の他にも、浦和の付く駅で浦和区にない駅とか。変わり種でふじみ野市に無いふじみ野駅ですが地名は富士見市ふじみ野東と言うややこしい駅もありますね。

  3. 品川駅は実は港区にあり

    品川区に「品川駅」はない

    実際には

    京急の品川駅の次で

    普通しか停まらない

    「北品川」が本当に品川区にある駅

  4. 目黒駅は目黒不動から由来と考えるのが自然でしょう

    明治時代に日本鉄道品川線として赤羽から品川まで開通したときに

    目白駅も同時に開業しています。こちらは目白不動が由来で

    鉄道唱歌にも目白目黒の不動…とうたわれています

    そもそも駅開設時には目黒区は存在していません。目黒村はありましたが。

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開