目黒駅は目黒区じゃない!? 首都圏「住所と合ってない駅名」意外と多いワケ

東京23区の区名や市名を名乗っていながら、その市区内に所在していない駅がいくつかあります。この「ねじれ現象」が生まれた背景は、駅によって様々です。

鉄道開通への「未練」で生まれた?「ねじれ駅名」

 東京23区以外にも、駅名と所在地の自治体名が合っていないケースが首都圏でいくつか見られます。

●厚木駅(神奈川県海老名市 ×厚木市)

 小田急小田原線とJR相模線の乗り換え駅である厚木駅は、厚木市から相模川を挟んだ対岸の海老名市にあります。「厚木市にない厚木駅」が生まれた背景には、一説として、相鉄の前身である神中鉄道が、横浜から厚木を抜け平塚方面への鉄道敷設を計画したものの、相模川にはばまれた――というものがあります。

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厚木市にある本厚木駅と、海老名市にある厚木駅(国土地理院の地図を加工)。

「厚木市への玄関口」として名付けられたとも言われる厚木駅、あとから開業した小田急の駅は所在地名を取って「河原口駅」でしたが、1944(昭和19)年に「厚木駅」に統一されました。同時に、厚木市の中心部に開業していた小田急の駅も、相模厚木から本厚木へ改称されて今に至ります。

 ねじれ駅名に対する改称を望む声は一部であるものの、具体的な動きにはなっていません。

●志木駅(埼玉県新座市 ×志木市)

 東武東上線の志木駅は新座市にあります。元々は志木町(現・志木市)内に駅入口が設置されていましたが、1970(昭和45)年に駅舎改築などに伴って駅が東側の新座市内へ移転したため、現在の「ねじれ現象」に至っています。

●三鷹駅(東京都三鷹市+武蔵野市)

 三鷹駅の所在地は三鷹市ですが、市境が駅を斜めに真っ二つに横断しており、半分は武蔵野市にまたがっています。

「三鷹」の名前の歴史は比較的浅く、「武蔵野」とともに1889(明治22)の村の合併で初めて登場します。その約40年後に三鷹駅が開業。ふたつの村名から三鷹が選ばれた経緯は不明ですが、「武蔵野」は本来、川越や23区内までの広い範囲を示す名称であるため、駅名として不採用になった可能性もあります。 

【了】

※一部修正しました(3月29日9時37分)。

【地図】違う市区にある駅

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コメント

4件のコメント

  1. 江戸川(京成電鉄)を忘れていますよ、もっと言うと(旧)荒川 および(旧)葛飾 の両駅も紹介する価値があります。

  2. この記事の他にも、浦和の付く駅で浦和区にない駅とか。変わり種でふじみ野市に無いふじみ野駅ですが地名は富士見市ふじみ野東と言うややこしい駅もありますね。

  3. 品川駅は実は港区にあり

    品川区に「品川駅」はない

    実際には

    京急の品川駅の次で

    普通しか停まらない

    「北品川」が本当に品川区にある駅

  4. 目黒駅は目黒不動から由来と考えるのが自然でしょう

    明治時代に日本鉄道品川線として赤羽から品川まで開通したときに

    目白駅も同時に開業しています。こちらは目白不動が由来で

    鉄道唱歌にも目白目黒の不動…とうたわれています

    そもそも駅開設時には目黒区は存在していません。目黒村はありましたが。

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