戦闘機に「栄光」ヘリに「はつかり」 実は存在する自衛隊機の日本語愛称 浸透しなかったワケ

自衛隊の航空機には「ファントム」や「イーグル」「コブラ」などの愛称がつくものがあります。しかし昭和の時代には国民に親しみを持ってもらおうと、自衛隊が独自に漢字やひら仮名表記の愛称を細かく設定したことがありました。

「愛される自衛隊」を目指して愛称を細かく設定

 発端は前回の東京五輪が開催される前年の1963(昭和38)年のこと。防衛庁(当時)は自衛隊機の愛称を募集し、集まった5700通のなかから選考しました。ただ、当時の新聞や雑誌などには一般募集した形跡が見当たらないため、対象を自衛隊や防衛庁関係者などに限定したのかもしれません。

 当時は第2次世界大戦の影響がまだ色濃く、かつての軍隊をイメージさせる自衛隊に対する世間のイメージは決して良いものとはいえませんでした。そのため防衛庁では「国民に愛される自衛隊」を目指し、国民行事や映画撮影への協力、装備品展示などの広報活動に積極的に取り組んでいました。

 おそらく自衛隊機の愛称付与もその一環だったのかもしれません。翌年の1964(昭和39)年1月8日には、防衛庁から「陸海空自衛隊機のペットネーム」として発表されました。

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自衛隊で独自に「はつかり」という愛称を付けていたH-19ヘリコプター(リタイ屋の梅撮影)。

愛称は以下のとおりです。

・戦闘機:F-104「栄光」、F-86D「月光」、F-86F「旭光」

・ジェット練習機:T-33「若鷹」、T-1「初鷹」

・プロペラ練習機&救難機:T-34「はつかぜ」、T-6(SNJ)「まつかぜ」、KM-2「こまどり」、B-65「うみばと」、SNB「べにばと」

・観測・偵察機:L-19「そよかぜ」、LM-1「はるかぜ」

・対潜哨戒機:P2V-7「おおわし」、S2F「あおたか」、

・輸送機&水陸両用救難機:C-46「天馬」、R4D「まなづる」、UF-2「かりがね」

・ヘリコプター:KV-107「しらさぎ」、S-62「らいちょう」、H-21(V-44)「ほうおう」、H-19(S-55)「はつかり」、HSS-2「ちどり」、HSS-1「うみつばめ」、HU-1B「ひよどり」、H-13「ひばり」

 このような形で、陸海空自衛隊が使用するほとんどの航空機に対してなんらかの愛称が付けられたのです。

【写真】寝台特急と同コンセプト? 「月光」と呼ばれた戦闘機

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コメント

1件のコメント

  1. まぁくそだせえからね

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