羽田駐機中のANA機が「高級レストラン」に! コロナで実現「開店初日」の機内の様子は

新型コロナで国際線の運航が平時のように飛ばせないなか、ANAが駐機中の旅客機をレストランとして活用する取り組みを始めています。その「オープン日」の機内の様子や企画の意図などを取材しました。

初回に使われたANA機 各クラスにはどんな特徴が?

 JA782Aのファーストクラスは、高い壁で仕切られたスクエア型のシェルになっており、内部はあらゆる無駄を削ぎ、最大限のスペースを確保しています。「ANA FIRST SQUARE」と名付けられたこのシートは、「まるで自宅のようなプライベート空間が特徴」とのこと。

 ビジネスクラスは「ANA BUSINESS STAGGERED」という名称で、フルフラットシートを互い違いに配置した、スタッガードシート配列です。どの席からでも直接通路に出られる全席通路側スタイルが特徴です。

 これらの席で、今回は食事をとることになります。メニューは、両クラスとも、和食、洋食(肉)、洋食(魚)の3種類から選べます。内容はANA機で普段から提供されている機内食メニューそのままとのこと。たとえば、ファーストクラスの洋食の場合、以下のコース内容です。

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ANAが実施した「翼のレストラン HANEDA」の搭乗時の様子(2021年3月31日、乗りものニュース編集部撮影)。

●アミューズ

・ANA オリジナルスティック

・シーフードのタルタルなど4種類

●アペタイザー

・赤ピーマンムースと蟹のガトー仕立て キャビアとともに

●メインディッシュ

・和牛フィレ肉のグリル 神戸ワインマスタード風味、または金目鯛のポワレ ズッキーニピューレと大阪産レモンのクリームソース

●ブレッドセレクション

・バゲット、米粉ソフト、フィグセーグル、よもぎフォカッチャ

●チーズプレート

・ピクタフルールサンドレ

・ブリヤサヴァランフレ

・シュロスバーガー アルト

・フルムダンベールA.O.C.

●デザート

・桜モンブラン、フォンダンショコラ、抹茶マスカルポーネのうち1種類

※ ※ ※

 このように、上位クラスならでは豪華なコース料理となっており、実際の機内と同様にCA(客室乗務員)が盛り付けと配膳をしています。飲み物についても「シャンパンやワインなどを含む、ANAならではのドリンクメニューをご用意」したとのことです。また、機内食を手掛けるシェフが自ら機内をまわり、料理について解説しています。

【写真で解剖】ANA「旅客機レストラン」の機内や様子

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