羽田駐機中のANA機が「高級レストラン」に! コロナで実現「開店初日」の機内の様子は

乗った人の感想はいかほど? 企画者に聞く意図とは

 今回ANAが実施した「翼のレストラン HANEDA」の“乗客”は2クラスで計56人。なかには、遠方から訪れた人もいたそうです。

「ANAで実施されているA380『フライングホヌ』のチャーターフライトがなかなか当たらないなか、企画を見てすぐに申し込んだ」と話すのは、ビジネスクラスに搭乗した親子。「機内は静かで、安定した気流のなかを巡航しているときとまるで近い感じでした。料理の質も格段に高く、シートがベッドのようにリクライニングすることには、びっくりました」と話します。

「ANAに乗ったことがなく、体験したくて申し込んだ」と話す別の親子は、「両方を楽しめるように親子で洋食と和食をオーダーしましたが、豪華で繊細な味でした。機内の雰囲気はゆったりしており、こんなにゆったりしていたのか、と驚きました」と述べています。

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ANA「翼のレストラン HANEDA」で使用されたファーストクラスの機内(2021年3月31日、乗りものニュース編集部撮影)。

 企画の中心となったANAマーケティング室の山本卓史さんは、今回の企画について次のように話します。

「航空業界が新型コロナウイルス感染拡大で厳しい状況であるなか、プロジェクトメンバーを有志で集い、2021年の初めごろから、10人ほどのチームでこの企画を実現しました。かねてよりお客様からビジネスクラス、ファーストクラスに乗りたいという声も多くいただいており、本物の国際線でのサービスをご提供できればと考えました」

「翼のレストラン HANEDA」は、4月にも計11日間(14日、16日~19日、21日、23日~27日)、継続して“営業”する予定です。また山本さんは、今後使用する飛行機や空港を拡大し、このような取り組みを行うことを「検討していきたい」としています。

【了】

【写真で解剖】ANA「旅客機レストラン」の機内や様子

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