地方で走る「食パン電車」たち 中間車両を「先頭車化改造」で誕生した「のっぺり顔」

首都圏や東北、西日本で活躍する「元・中間車」

 首都圏・関西で一世を風靡した通勤電車の205系電車ですが、2002(平成14)年から山手線にE231系500番台の投入が始まったことで、他線区へ転属。その過程で中間車を先頭車化改造した車両が生まれています。

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鶴見線の大川駅を出発する205系電車。鶴見線の205系の先頭車はすべて中間車を先頭車化改造したもの(乗りものニュース編集部撮影)。

 鶴見線や南武線支線、仙石線で運用される205系は、かつて山手線で走っていた時とは似ても似つかない、むしろ京浜東北線でお馴染みだった209系電車に似た面持ちです。

 また、高崎線や中央本線をはじめ全国各地で活躍した115系電車も、短編成化にくわえ、新型の211系電車に置き換えられて余剰が大量発生したことから、やはり先頭車化改造されて、地方線区へ「再利用」されていきます。このうち、現在も岡山~山口地区では、黄色の塗装になった「食パン電車」を日常的に目にすることができます。

【のっぺり顔 全国各地の「食パン電車」たちを見る】

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コメント

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8件のコメント

  1. 東急の先頭車は元々のっぺりしてるので中間車改造でも大して変わってない気がしますね。

  2. 「首都圏・関西で一世を風靡した通勤電車の205系電車」と、ありますが・・・
    関西では極めて少数派としか言えないのでは? 東海道山陽緩行線に7連×4本と(正面顔左右反転タイプで)JR化後の阪和線に4連5本の合計48両しか投入されておらず、主に常磐線103系から改造された4扉105系のうち、奈良・和歌山線向けに車両数と同じぐらいです。新製投入されたのはほぼ首都圏のみで、関西へ投入されたのはほんの一部のみです。(首都圏で言うなら、走ルンです世代の501系?)
     なので「関西で」の部分は不要と思います。せいぜい、注釈で「ほんの一部は関西向け」程度では?

  3. なお博多の匠はアルミな新幹線車両の中間車を与えられて廃車体の先頭車を使って先頭車化改造したんだよな(さすがに新幹線なので食パン化にはしなかったけど)。

  4. 先頭車化といえば伊豆急の8000は。 
    井の頭線がタネ車の岳南はどうなんでしょう。 
    食パン電車の元祖といえば63形かと。先日桜木町事件から70年が経ちました。

  5. イケメン魔改造こと ことでん1070も出してあげてよー

  6. 垂直スリーブアンテナを無理矢理付けてるのがみっともないな。
    安いんだろうけど。

  7. 食パンというと寝台列車の車体を使ったものがかなり異様。

    • てゆうかそれが変に縦長で上が丸かったから「食パン」と呼ばれたと記憶している。
      平らなだけで食パン呼ばわりは違和感を覚える。