「黒く塗れ!」なぜそうなった? スターフライヤーの前代未聞 黒塗りジェット誕生経緯

旅客機の塗装といえば、白ベースに各社のトレードカラーをあしらったデザインが多く採用されています。そのようななか「塗装に適さない説」もある黒ベースをあえて採用したのがスターフライヤー。どのような経緯があったのしょうか。

「真っ黒旅客機」どう決まった?

 就航開始前のスターフライヤー機のデザインは、白ベースにいくつもの色を全体に散りばめた派手な「デザインコンシャス」、白とクリーム色をあしらい、曲線的デザインを取り入れた「ラグジュアリー」、そして現行デザインに近い黒ベースの「モダン」、この3種類から選ばれました。

 同社のコンセプトは「感動のあるエアライン」「他社とは違うエアライン」。このことから、創業者の堀 高明氏は、機体カラーに黒を選択します。これは、周囲の反対を押し切って、スターフライヤーのコンセプトを通したものだったそうです。最終的には、「モダン」案をベースに、「ラグジュアリー」案の曲線デザインを取り入れたスタイルとなりました。

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黒ベースでまとめられているスターフライヤーの機内(2021年4月、乗りものニュース編集部撮影)。

 その後スターフライヤー、航空機製造メーカーであるエアバスとの安全検証を重ね、黒ベースのデザインが安全上、何の問題も無いことを実証。先述の「黒は適さない」問題を解決したうえ、拠点となる北九州空港が移設開港となった2006(平成18)年に就航しました。「真っ黒の旅客機」が世に出されることになったのです。

 ちなみに、北九州空港内にあるスターフライヤーの社屋には、当時の案のひとつ「ラグジュアリー」案と思われるデザインを施したモデルプレーンが飾ってあります。「黒を使う」という堀氏の英断がなければ、この模型のデザインが実際のスターフライヤー機にあしらわれ、世に出ていたのかもしれません。

【了】

【今や幻!】スターフライヤーの「黒くない」デザイン案たち

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コメント

3件のコメント

  1. JR九州の787系やら「はやとの風」(キハ40系)やら九州って「黒」を好む印象があるなぁと。

    • 「黒いダイヤ」の名産地だったからかも。

  2. 肌が黒い劣等人種だからだろう

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