羽田T2の「保安検査の黄色い紙受け取る場所」が改札式に進化 ANAが導入 非接触を推進

コロナ禍の取り組みのひとつです。

羽田T2のA・B検査場が対象

 ANA(全日空)が拠点とする羽田空港第2ターミナル保安検査場前のゲートの一部が、2021年5月11日(火)より、新たなものへと変わっています。

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ANAが羽田空港に設置した「フラッパー付き自動ゲート」(2021年5月11日、乗りものニュース編集部撮影)。

 これまでこのゲートでは、利用者が搭乗券などを自動読み取り機にかざすと、黄色い保安検査証が発行され、それを係員が確認したのちに保安検査へ進むというのが一般的でした。今回新設されたゲートはこの確認作業を「セルフサービス化」。新たにゲートに「フラッパードア」が設置され、まるで改札のように、保安検査証を受け取るとフラッパードアが開き、検査場へと進むことができます。

 ANAによると、「新型コロナウイルス感染拡大に伴い、お客様の非対面・非接触に対するニーズが高まるなか、安心・安全な旅をお届けする」一環で、今回のドアが設置されたとのこと。

 同社の担当者は「既存のシステムを極力使用することで、導入のコストを低く抑えつつ、保安上の理由から中に入れるべきでないお客様をしっかり抑止できるよう、設定を厳しくすることで、安全の砦という役割もしっかり果たせるように工夫した」と話します。

 ANAはこの「フラッパー付き自動ゲート」を、羽田空港第2ターミナルの北側にあるA検査場に6台導入。その隣にあるB検査場にも、12日(水)から6台導入の予定です。

【了】

【写真で見る】空の改札口みたいな「フラッパー付き自動ゲート」

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