駐機中のANA機、結婚式場に! コロナ禍で進む航空会社の異端イベント 当日の様子は?
今後「旅客機で式やるから結婚しよう」という口説き文句も生まれそう…!
駐機中の旅客機が結婚式場に
ANA(全日空)とハセガワエスティが2021年5月から実施している、羽田空港で駐機中のANAの国際線用旅客機を結婚式場として利用するイベント「THE WEDDING with ANA ~機内ウェディング~」。その様子が2021年5月23日(日)、報道陣に公開されました。
新型コロナウイルス感染拡大によって、ANAを始め航空会社各社では、国際線を中心に運休や減便の状況が続いています。そのようななかANAでは国際線機材を駐機状態のまま活かしながら、旅行気分を味わえるような斬新な取り組みを進めており、今回実施された“旅客機で結婚式”もこの一環です。
式場に使用されるのは、平時は長距離国際線に投入されている、本物のボーイング777-300ER型機(機番:JA783A)です。参列者は、この国際線用の上級クラスシートに座りながら、新郎新婦を祝います。また式の開催前には、2020年3月29日から供用開始となった直後に、コロナ禍の影響で一時閉鎖となった第2ターミナル国際線エリアや、同ターミナル内の「ANA ARRIVAL LOUNGE」などの施設が、この式のために特別に貸し切り開放されました。
「本来は結婚式はせず写真だけ撮ろうと思ったのですが、その撮影日直前でANAさんから今回の企画が発表されました。旅行と飛行機が好きな自分たちにとって、これほどベストな式場もないだろうと思って、即決しました。今回のウェディングはコロナ禍だからこそ生まれた企画だと思います。国際線エリアの中に入れたことや、大きな飛行機を間近で見れたことなど、すべてが特別で、まさに夢のような最高の時間でした」(参加した新郎新婦)
ANAによると「THE WEDDING with ANA ~機内ウェディング~」は5、6月に計7日間実施。価格は挙式のみで155万円、披露宴とのセットで300万円(ともに税込)でしたが、100件以上の問い合わせがあったそうで、計7組が機内で挙式します。
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