バイクの高速道路料金「半額」実現へ ユーザー長年の悲願 通過点としての「100km以上限定」

バイクの高速道路料金を半額とする定額割引が実現します。バイクユーザーの不公平感を背景として、長年にわたり議論されてきたテーマですが、どのような経緯で「前進」することになったのでしょうか

議論に議論を重ねてようやく実現した「バイク定率割引」

 バイクユーザーにとって長年の願いだった高速道路料金の定率割引が実現します。

 2021年6月16日(水)に開催された自民党二輪車問題プロジェクトチーム(=二輪車PT/逢沢一郎座長)は、土休日を対象に、利用時間に関係なく普通車の半額となるバイク割引案を了承しました。17日(木)には公明党のオートバイ懇話会(北側一雄会長)と幹部会で与党合意としてまとめ、高速道路会社による割引プランが作成される見込み。実施は2022年4月から11月の予定です。

Large 210616 bike 01

拡大画像

バイクの高速道路料金の定率割引が実現する。写真はイメージ。

「今までなかなか定率の割引に踏み込むことができなかったわけですが、このたびご協力をいただき、今日を迎えることになりました」。逢沢一郎座長は、冒頭のあいさつでこのように話しました。

 バイク割引の主な条件は、次の3点です。

・実施は2022年4月~11月の土休日に限定
・1回の乗降で100kmを超える走行が対象
・ETC二輪車ツーリングプランと同じインターネットによる事前申込み制

 国土交通省高速道路課によると、バイク利用には季節性があり、その中でも利用は週末の日帰りが多いこと、また定率割引の目的に地域の観光振興を含めているため、対象期間を限定することが効果的という判断でした。

 高速道路で軽自動車と同一の「軽自動車等」区分として扱われるバイクをめぐっては、道路を占有する面積が四輪車よりもずっと小さいことなどから、割引を求める議論が長年にわたりなされてきました。自民党の二輪車PTは「高速道路における利用料金の適正化」を掲げて、定率割引を求めてきた経緯があり、条件を付けた定率割引には消極的でした。そのため国交省高速道路課の割引案が示された後にも、数か月間の議論が続きました。

【写真】バイクの高速道路割引「真のゴール」を語る逢沢座長

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

6件のコメント

  1. おいおい!距離と申し込み限定だと?
    一軸浮かして走るトレーラーが特大を逃れるならバイクはウィリーすりゃいいのか?
    ふざけるな!バイクの軸数や重量を考えりゃ半額でも高いわ!
    最近の軽は重く普通料金を取りたいならアルファード級のハイブリッド車から大型料金取れよw
    自分はバイク乗らないけど2輪車ライダーを何時まで不公平な料金の渦に晒すつもりなのか?

  2. この程度で俺たちやりました感出すなよ。おかしなことはすぐに正せ。値上げは素早くやるくせに、値下げとなるとめんどくさい条件つけやがって。いい加減仕事しろや。

  3. 改修にカネがかかるから難色を示す!?
    何いってんだ?適正な料金に直すんだからかかって当然だろ?
    仕事しろや!

  4. 改修が終わるまでは、ETC情報を元に後日返金で良いんじゃね?

  5. 土日祝日が仕事の人には何の恩恵も無いんですね。

  6. これ土日祝日はもともとは休日割引で30%オフだから変わらんやんけ!!!と思ったそこのあなた!
    休日割引見直しの話が既にでてるし、休日割引は一切資料にでておらず、「観光振興に資するため」のバイク割引という立て付けからもわかる。
    四輪に関して本当に休日割引は無くなって、gotoプランのようなパックプランだけにするつもりだぞ。